親鸞に学ぶ幸福論

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2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

胸を打つ親鸞聖人の断言

【教行信証(1)】 親鸞聖人の著作を読む人がまず心を打たれることは、 簡潔で、明快なその文体の迫力です。 単刀直入に言い切られる断言の数々に、 その一言一言にどれだけの熱い思いと深い学問が込められているのか、 素人目であってもひしひしと感じられ…

そもそも自殺は愚かな行為なのか

【無明の闇(2)】 自殺を思い詰めている人があれば 「そんな馬鹿なことを考えるものではない」 と周りは止めます。 しかし自殺はなぜ「そんな馬鹿なこと」なのでしょう。 『自殺行為=馬鹿なこと』の方程式は、どういう理由で成り立つのでしょうか。 動物…

人は死んだらどこへ行くのか。仏教の視点

【無明の闇(1)】 ある僧侶がブログで 「生まれた物は皆、土へ還る。 痛みや苦しみから解放されて土に還っていく。 遅かれ早かれ皆同じだ。そうして命は巡っている。 そう受け入れればいい」 と書いたところ、 その文章が多くの人の賛同を呼び、 ネット上で…

怒りの心があなたの心身をむしばむ

【瞋恚(1)】 人体には病気から身体を守る免疫力が本来備わっており、 その免疫力が低下すると、 肩こりや腰痛、冷え、アレルギー症状などがでて、 さらに進行すると肝炎やがんを発症します。 このたびノーベル賞を取った本庶教授は 免疫力を活性化してが…

「善人なおもて往生を遂ぐ。いわんや悪人をや」歎異抄の意味とは

【歎異抄(1)】 「歎異抄に魅了された」というアメリカに住む作家は 歎異抄のどこに感動したのか、問われてこう答えました。 ーーーーーーーー “善人より悪人が助かる” なぜそんな衝撃的なことを親鸞聖人は断言できたのか、 西洋文化の中で育ってきた者には…

AIと仏教の相違点

AI(人工知能)が創作した料理のレシピは、 それまでの料理人の常識では考えられないようなものだそうです。 たとえば、うどんとトマトとココアを使うヌードルのレシピを出してくる。 半信半疑ながらレシピ通りに作ってみると、 料理人の口をして「意外に…

マンガで学ぶ仏教(9)『自惚れからは離れきれない』

【慢(1)】 人を見下す心を仏教では『慢』といい、 六大煩悩の一つに数えられています。 自分は人より秀でていると自惚れ、 周りを見下している人を見て 「何を自惚れているんだ、あいつは」 と批判する人があります。 しかしそう批判している人もまた、 …

煩悩の塊に何の差別もない

【名誉欲(1)】 仏教に説かれる『五欲』の一えられる『 名誉欲』は 褒められたい、認められたい、大事にされたい、という心です。 どのコミュニティにも、目立ちたがり屋はいますよね。 自分のことばかり話題にする人です。 空気が読めないのか、聞いてもい…

僧侶は如来の代官たるべし

【僧(1)】 かの聖徳太子が十七条憲法に 「“僧宝”として敬いなさい」と書き記された「僧」とは、 「釈迦の代官」として、仏法を説く人のことです。 仏法を説く者はみな、 「釈迦の代官」としての誇りと責任を胸に持たねばなりません。 自分の勝手な思いをし…

「人生やり直したい」と思った時に

【無常(1)】 「人去りて知る身の不徳」という言葉があります。 大切な人が自分の元を去ってしまった時、 初めてその人を傷つけてきた、あきれさせてきた今までの言動を悔やみ、 自己の至らなさ、浅ましさに気づく、という意味のことわざです。 去っていっ…

死刑は是か非か。浄土真宗・仏教はどう見る

【人身受け難し(1)】 「人命は地球よりも重い」 「人間は生まれながらにして、おかしがたい尊厳を有している」 と人命の尊厳が叫ばれるのが今日の世の中です。 それは常識という以前に、人間の一切の営みにおける大前提です。 「人命は尊い」からこそ、医…

名利の大山に迷惑する(名誉欲と利益欲に振り回されている)

【名利(1)】 親鸞聖人は『名利の大山に迷惑する親鸞だ』と告白されています。 『名利(みょうり)』とは『名誉欲 』と『利益欲』。 『名誉欲』とは、 「ほめられたい」「認められたい」 「大事にされたい」「人より勝りたい」 「見下げられたくない」「嫌…

マンガで学ぶ仏教(8)『生きる意味』

【出世本懐(1)】 「生きる意味って何だろう」と訊かれて 「生きることそのものに意味があるんだよ」 と答える人がありますが、 答えになっていません。 尋ねた人は 「生きることそのものにどんな意味があるのか」 を知りたいのですから。 「精一杯生きれる…

「子供のころ、死が怖かった」という貴方に

【後生の一大事(1)】 子供のころ、死ぬのが不安で、 「死がこわい」「死にたくない」「死んだらどうなる んだろう」と そんなことを止めどもなく考えてしまう夜が怖く、 眠れなかった、という人はけっこうあります。 それが大人になると、 仕事の悩み、お…

法然上人を生涯の師と敬慕された親鸞聖人

【善知識(1)】 親鸞聖人は75歳の時、 法然上人を称える20首もの歌を作られています。 親鸞聖人が法然上人と今生最後の別れをされたのは35歳の時。 以来40年間、親鸞聖人はずっと法然上人を慕い、尊敬し続けられ、 75歳で法然上人のことを歌にし…

作り笑いはなぜバレるのか

【意業(1)】 表情や態度から人の心理を読み取る「メンタリスト」と呼ばれる人たちがいますが、 彼らによると、心から笑っているか、それとも作り笑いか、は 人間の表情の中でも、最も見抜きやすい一つだそうです。 メンタリストでなくても、 たいてい相手…

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