親鸞に学ぶ幸福論

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2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

権力を持たせてはいけないタイプとは

【悪性(2)】 「権力」とは、「自分の思い通りにする力」のことです。 権力がない人は、自分の思い通りには事は運びません。 何かと周りからも反対され、数々の規制も受け、 思った通りには行動できません。 ところが権力者のやることには、周りも悪く言わ…

権力の魔力をよく知っておられた親鸞聖人

【悪性(1)】 親鸞聖人は権力者嫌いで知られます。 「権力者に近寄り、その力を借りて、仏法を伝えようなどと 決して考えてはならない」 と、お弟子に向けたお手紙でクギを刺されています。 権力者の実態を親鸞聖人がよく知っておられたからでしょう。 人…

仏教の説く幸せとは、比較して乱高下する幸福ではない

【相対の幸福(3)】 誰と比較するか、何を比較するか、によって 感謝したり、うれしくなったり、 不満を覚えたり、さびしくなったりする、 そんな私たちの幸福の実態を、先回と先々回、話しました。 比較する対象は、決して他人とは限りません。 過去の自…

幸福度は数値化できない。一瞬で変えることもできる。

【相対の幸福(2)】 幸せは心の問題だから指標では表せません。 「おれの幸せ何グラムくらいかな」 「おまえの幸せ、何センチ伸びたね」とか 数値ではもう決められません。 モノなら数値化できますが、 幸福は心のことだから客観的に測れません。 幸福は自…

私は今、幸福か不幸か、何によって決まるか

【相対の幸福(1)】 幸福や不幸は、比較して始めて感じるものです。 それは私たちが相対の智恵しか持っていないからです。 こぶし大の大きさの玉を指して、 「これは大きいか、小さいか」と尋ねても 誰も答えようがありません。 ボーリングの玉と比べたら…

1000冊読まないと、1冊の本は執筆できない

【精進(2)】 私は20代の頃より、仏教を人に話すのは場数を踏んできたので、 「話す」方はそこそこ慣れていますが、 「書く」方はしてこなかったので、 四十の手習いで、今になって文章を勉強しています。 「話す」時は、その場の雰囲気や聞く人の表情か…

『羊と鋼の森』で心に残った一文

【精進(1)】 スポーツ、芸術、学問、どの世界でもそうだと思いますが、 自分と同期、あるいは年下から、 舌を巻くような技術やセンスや発想を見せつけられ、 「おれって才能ないのかな」と落ち込むことがあります。 特にその道で大成しようと頑張っている…

僧侶の自省を促すエピソード

【法施(2)】 仏教では法を伝える人を「僧」といいます。 仏法をわかるように話しするのは並大抵ではありませんから、 法を伝える人の頭の中は、いつも 「どう言えば分かってもらえるだろうか」 の悩みでいっぱいです。 道を歩いていても、ご飯を食べてい…

僧侶の本来の仕事は法施、説法だ。葬式や法事ではない

【法施(1)】 「法施(ほうせ)」とは、仏教を人にお伝えすることです。 「法」とは「仏法」、「施」とは「施す」「与える」。 仏法を皆にわかるようにお届けするのが「法施」です。 そして法施一つに生きる人を「僧侶」と言われるのです。 今日、「僧侶」…

AI(人工知能)のご神託を聞く時代は来るか

【人身受け難し(4)】 識者の中には、AI(人工知能)の神格化を恐れる声も あがっています。 政治家がプログラムをいじって、 恣意的な結果を出せるにもかかわらず、 「これはAIに基づいた判断だ」といえば、 反論しにくくなり、その主張が通ってしま…

AI(人工知能)には決して魂は売らないぞ

【人身受け難し(3)】 将棋の対局でAI(人工知能)は、将棋を知っている人なら 絶対指さないような「イミフな手」を時々指すそうです。 単に「悪手」というのではない。 悪手は、その人の浅はかな考えから打った手だから、 なぜその手を打ったか、理解は…

ターミネーターにはない人類の尊厳とは

【人身受け難し(2)】 AI(人工知能)の進化により、映画「ターミネーター」の世界が 現実味を帯びてきました。 映画に出てくるコンピューター「スカイネット」は、 自己のためにもっとも優先する活動が設定されており、 自らを破壊しようとする存在「人間…

人工知能が最強雀士に挑戦したらどうなるか

【人身受け難し(1)】 AI(人工知能)の進化はめざましく、今年に入って、 将棋の名人を破り、囲碁の最強棋士を破り、 囲碁の世界では、もはや敵がないので引退させる との発表もありました。 それでふと興味を覚えたのですが、 「麻雀だったらどうなん…

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