親鸞に学ぶ幸福論

「そんなにしてまでなぜ生きねばならないのか」はっきり示した、メールdeで学ぶ仏教教室です。無料メール講座が好評です。受講者4000人。

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「死んだら無か、天国か、生まれ変わるか」仏教はこれを大問題と受け止める

【後生の一大事(3)】 私は仏教講座に講師として立つ時は、 最低でも1時間前、普通は2時間前には、会場に到着します。 電車の遅延や車の渋滞など、世の中何が起きるか分かりませんので、 不測の事態に備えての早めの行動です。 「遅刻しても事情を言えば…

原発よりもミサイルよりも南海トラフよりも、ずっと大きな問題について

【後生の一大事(2)】 2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで死ぬ時代、 知人でがんになった人の話しを聞くこともあり、 決して他人事ではないと思いますし、 「保険に入っていたから、いい治療が受けられて安心」 と喜ぶ人が出てくるがん保険のC…

すべての人が最優先して対策を立てなければならないことを教えられたブッダ

【後生の一大事(1)】 「ひょっとしてあのメール、浮気じゃないかな」 「それはお前の杞憂だよ」 と使ったりする「杞憂」とは、 「無用の心配、取り越し苦労」を指す言葉です。 昔の中国、杞の国に、天が崩れ落ちるのではと心配した男が、 夜も眠れず、ご…

なぜ、生きるのか。生きる意味の本質を問う

【出世本懐(1)】 親鸞聖人が教えられたことは「なぜ生きる 」一つでした。 「なぜ」も「生きる」も小学1年生でも知る日本語ですが、 この二つの単語がくっついて 「なぜ生きる」という一つの文章になると、 とたんに大の大人でも言葉の意味を誤解します…

「必ず死ぬのになぜ生きる」親鸞聖人の答えとは

【難度海(1)】 仏教では、人生を「海」にたとえられます。 私たちは生まれると同時に、 果てしない大海のど真ん中に放り出されたようなものです。 生まれ落ち、オギャーと泣いたその時が、大海に放り出された時。 そこから私たちは、人生の海を泳ぎ始めま…

浦島太郎のあの結末はなぜ?謎を仏教の観点から解く

【虚仮(4)】 仏教で教えられる「虚仮(こけ)」について回を重ねました。 「自分のことくらい自分が一番よく知ってるさ」と みな思っていますが、 実は分かっているのは、自分のほんの一部であり、 他人も自分も知らない本性が隠れていると 仏教では説か…

人生初デートでの赤裸々な心の告白

【虚仮(3)】 以下は仏教講座に来た大学生の青年が語ってくれたことですが、 その話が赤裸々だったのと、 よく心を見つめているなあと感心したので、心に残っています。 彼女いない歴=自分の年齢だった当時の彼が、人生初デートで、 彼女とご飯を食べた時…

あなたは肉を食べないのか、という質問に答えます

【虚仮(2)】 先日、牛の畜産を通して話しをしましたが、 我ながら、ちょっと乱暴な書き方だな、 何を言わんとしているか、もっと鮮明にした方がいいかなと 思いつつも、配信してしまいました。 すると何人かの方より、やはりご意見、ご質問をいただきまし…

優しい気持ちの中にも、恐ろしい心が混じっている

【虚仮(1)】 和牛の高級ブランド「松坂牛」は、美味しい霜降り肉にするために、 畜産農家が牛にビールを飲ませるのは、よく知られています。 他の生産地でも、美味しい牛肉にするために、 有機で健康的な飼料にしたり、ブラシをかけたり、 牛がストレスを…

与えることだけを考えられた阿弥陀仏

【摂取不捨(1)】 昨年末の大掃除では思い切っていろいろ捨てて、 部屋の中がすっきりしました。 整理整頓の「こんまり」さんの、 「ときめかなかったら捨てる」を見習い、どんどん捨てました。 その時思ったことですが、 私たちは日頃いろいろなものを捨…

人間関係をよくする「シーソーの法則」とは

【自利利他(2)】 「シーソーの法則」をご存知でしょうか。 シーソーの中央に一個のボールがあります。 そのボールをこちら側に引き寄せるにはどうしたらいいでしょう。 【向こうを上げて、こちらを下げる】ことです。 コロコロとボールはこちらにやってき…

どうしたら分かってもらえるか、という思いを捨ててかかると、思わぬ世界が開ける

【自利利他(1)】 「どうしたら、わかってもらえるのか」 「どうしたら、認めてもらえるのか」 と悶々とすることは私たちによくありますが、 こういう悩みは、悩んだ割には、 あまり生産性がないことが多いようです。 そもそも悩んだところで、どうにもな…

どんなおしゃべりな人でも、心に秘密の蔵を持っていると説く仏教

【独生独死独去独来(4)】 どんなにおしゃべりな人でも 本当に自分に都合の悪いことには、口が固いものです。 ときに、自分の欠点や失敗話をさらすことはあっても、 そこはちゃんと計算済みです。 「こんなに謙虚なんですよ」の自己アピールでしょう。 「…

「この人は理想のパートナーだ」と人が思う瞬間とは

【独生独死独去独来(3)】 「理想のパートナーは?」という談義になると けっこうみんなスラスラと自分の意見を言います。 このテーマは、定型文のように、 自分の中で答えを決めているんでしょうね。 よくある想定内の会話なのでしょう。 しかし男性でも…

親は子供の住んでいる世界をのぞき見ることさえできない。カルマの生み出す世界とは

【独生独死独去独来(2)】 「夫は夫の生み出した世界に住んでいる。 妻は妻の生み出した世界に住んでいる。 同じ屋根の下で暮らしていても、世界は違う」 先回、そんな話をしましたが、これを仏教では 『業界(ごうかい)』といいます。 『業』とはインド…

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