親鸞に学ぶ幸福論

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2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

三方ヶ原の戦いに家康のすさまじさを見る

【因果の道理(3)】 ■その人の人間性は 不幸や災難が襲ってきた時に現れる、 と聞きます。 不幸が襲った時、 ▼その人の表情はどうか。 ▼その人は何を語るか ▼そしてどんな心の向きになるか。 よく活目せよ、といわれます。 成功している時、羽振りがいいと…

「果報は寝て待て」のことわざにみる仏教精神

■すぐに結果を表さない、 そんなことの方により価値があるものです。 今学んでいることが、いつ結果を結ぶのか。 そんなことは考えないこと。 「果報は寝て待て」のことわざの如く。 実はこのことわざ、仏教の因果の道理を教えているのです。 「果報は寝て待…

仏教の根幹「因果の道理」の意味とは

【因果の道理(1)】 ■『因果の道理』は、仏教の根幹です。 根っこがなければ木は枯れてしまうように、 幹を切ったら、木は倒れてしまうように、 『因果の道理』がわからなければ、 仏教は一切わかりません。 釈迦一切経は七千余巻にのぼりますが、 それら…

ほめられサロンって

【名誉欲(5)】 ネット上の人気サイトで、 褒めてくれる〝サロン〟があると友人に聞いて アクセスしました。 http://homeraresalon.com/ 名前や性別などを入力すると、 ツボを心得た褒め言葉が次々出てきます。 「なんだ、これは」と苦笑い。 しかし悪い気…

ジャマイカになぜ世界の記録を塗り替えるアスリートが次々と現れるのか

【名利(3)】 仏教に『名利』という言葉があります。 名利とは名誉欲と利益欲。 「人からほめられたい」という名誉欲と 「お金が欲しい」という利益欲、 この二つの欲を名利といいます。 親鸞聖人は 『名利の大山に迷惑する親鸞だ』と 懺悔されています。 …

男も女も名誉欲で一杯

【名誉欲(2)】 ■「私だけをずっと見ていてくれる?」 「もちろんだよ」 「うれしい」 恋する二人のよくあるセリフ、 傍から見るとありきたりで陳腐ですが、 昔も今も変わらぬやりとりです。 女性はずっと自分のことを見ていてほしいんでしょう。 ■全国の…

名誉欲で信用を失わないようにしたい

私が仏教を聞き始めた大学生の時、 仏教の講座に参加した時のことです。 その時に講座を開いていた仏教講師に, ある中年の女性が何かの質問をしました。 その質問自体は覚えていないのですが、 その時、その講師が 「申し訳ありません。ハッキリ聞いてから…

アインシュタインの仏教観

【十方微塵世界(3)】 仏教では、東西南北上下四惟に それぞれガンジス川の砂の数ほどの世界が広がっていると説かれており、 これを『十方微尽世界』と説かれている、と 2回にわたってお話ししてまいりました。 それにしても2600年前に 今日の天文学を先取…

仏教の説く「恒河沙(ごうがしゃ)」「阿僧祇(あそうぎ)」「那由他(なゆた)」

【十方微塵世界(2)】 「この十方世界(大宇宙)には恒河沙(ごうがしゃ)の数の世界がある。」 と釈迦は説かれています。 『恒河沙(ごうがしゃ)』とはお経によく出てくる言葉ですが、 今日はまず使われることはないかと思います。 これは数の単位を表わ…

仏教の説く宇宙観に驚く。「十方微塵世界」とは

【十方微塵世界(1)】 仏教では大宇宙のことを 『十方微塵世界』と言われます。 略して『十方』とも言われます。 お経を読むと『十方世界』とか『十方衆生』とか 『六方諸仏』とか『六方証誠』という単語を散見いたしますが、 仏教ではよく『十方』とか『…

限りない衆生済度に生きられた親鸞聖人は永遠の青年だった

【老苦(4)】 ーーーーーーーーーー 「青春」 青春とは人生のある期間ではなく、 心の持ちかたを言う。 薔薇の面差し、紅の唇、しなやかな手足ではなく、 たくましい意思、ゆたかな想像力、炎える情熱をさす。 (中略) 年を重ねただけで人は老いない。 理…

小野小町の憂い苦悩は一通りではなかった

【老苦(4)】 【花の色は 移りにけりな いたづらに 我が身よにふる ながめせし間に】 (小野小町) 六歌仙に選ばれ、百人一首にも登場する 平安時代の女流歌人、小野小町は、 絶世の美女であったことで知られます。 クレオパトラ、楊貴妃と並んで、 世界三…

釈迦は、老苦との戦いに勝利はない、と説いた

【老苦(2)】 カピラ城に太子として生まれられたお釈迦様が 出家される動機になったエピソードに 『四門出遊』という話があります。 ーーーーーーーー 太子が東の門を出ると、 活気づいた町並みが広がっている。 町を見渡していたとき、 太子の目にとまっ…

年寄り笑うな行く道じゃ

【老苦(1)】 「四苦八苦」という言葉は、 「今日は部下の失態で四苦八苦したよ」と使うように、 日本でもおなじみの四字熟語の一つですが、元来、仏教の言葉です。 生・老・病・死の四つの苦しみを四苦、 愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五陰盛苦、の四つ…

「なぜ自殺してはいけないのか」親鸞聖人の答え

■サンフランシスコの美しく巨大な橋 “ゴールデンゲート・ブリッジ”はアメリカを代表する観光名所です。 この橋をテーマにしたドキュメンタリー映画『ブリッジ』は、 上映拒否が相次ぎ、世界中で激論され、 賛否両論がまっ二つとなりました。 実は、ゴールデ…

『知足』にはほど遠い、ほどほどにできない凡夫

【仏願(5)】 「ほどほどの幸せでいいじゃないか。」 と言われます。 「知足」と言う言葉もあります。 不足ばかり言っていては幸せになれませんよ、 足ることを知りなさい 世界中には飢餓で亡くなる人も多いのに、 日本に生まれ、ちゃんと一日三食食べれる…

思い通りになる世界は恐ろしい

【仏願(4)】 ■“平和が大嫌い”と言っている者が、 戦争を始めるのではありません。 世界の歴史を見ると、 平和を強く叫んでいた者が、 人殺ししたり、戦争を起こしています。 戦争を始める人の決まった言い分は 「平和を守るため」です。 ■職場でも誰かを…

権力者に近づくなと言われた親鸞聖人

■親鸞聖人は 「権力者に近づいて仏法を広めるようなことを考えるな」 と言われています。 権力者はいかに残酷で横暴で身勝手なものか、 知られてのお言葉でしょう。 ■あなたの周りにも嫌いな人、あるいは苦手な人、ってあると思います。 職場にも家庭にも、…

人をだめにしようと思ったら

【仏願(2)】 ■「好きなことを好きなだけできれば幸せだ」 という人生は みなの憧れですが、 この人生観に問題はないでしょうか? 何回かに分けて考察しています。 ■人間の体は飢餓には強いが、 過食には弱い といわれています。 氷河時代を含む何十万年に…

仏の願いとソクラテス

【仏願(1)】 ■『仏願』とは「仏の願い」 仏教とは、仏の願いを 私たちの上に満たすことを目的に 説かれています。 私たち衆生の願いを満たす教えではありません。 衆生の願いをかなえても、 衆生は幸せになれないからです。 ■「お金があったら、あの車買…

忍耐することは素晴らしい善行

【忍辱(3)】 お釈迦様が勧められた六つの善い行いの一つが、 『忍辱(にんにく)』です。 苦しいとき、屈辱にまみれたようなとき、 腹を立てずに 投げやりにならずに 逃げ出さずに じっと忍耐することです。 「じっとこらえているだけですけど、それだけ…

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