2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧
世界中を驚かせた日露戦争での日本の勝利は その過程をつぶさにおっていくと 当時の帝政ロシアが末期的症状を呈しており、 負けるべくして負けるような愚策を重ねたことと 日本の神経質なまでの、多岐に渡る作戦や外交が功を奏したことによる きわどい辛勝で…
死を前にして沈鬱になったレオナルド・ダ・ヴィンチに 「先生には数々の素晴らしい業績や芸術作品があるではないですか。」 と弟子が励ましました。 その時、彼は 「今死んでいく自分にとって、そんなものが何になる。」 と首を横に振りました。 「それでも…
『生死の苦海ほとりなし』 という意味について話を続けてきました。 もう3年前くらいですが この『生死の苦海ほとりなし』をテーマに話をした際に いただいた感想が心に残っています。 思い出して書き起こしてみるのですが、 こんな内容でした。 =====…
夏が近づき、海水浴に向けワークアウトしている人のニュースを見ました。 “海水浴は好きだ”という人は多いですが、 それは砂浜がすぐそばに見える遊泳場の中でのことです。 水平線しか見えない海の真ん中に抛り投げられて それでも泳ぐのが好きだという人は…
東京では電車と徒歩で移動していたのですが、 今は毎日が車生活で久しぶりの電車は 気分がよかったです。 以前、毎日のように電車に乗っていた時は 電車には何の感慨もなく、 むしろたまに乗る車は 一人の空間でのドライブは、 いいなあと思ったものです。 …
ある女優が結婚の記者会見で 「こわいほど幸せです。」 と言ったセリフが話題になったことがありました。 あなたも今までの人生振り返ってみて、 「こわいほど幸せ」と感じられたことはありましたか。 私は何人かの方に勉強会の折などに聞いてみるのですが、…
最近私の友人で個人輸入ビジネスを始めた人があります。 満員電車が嫌で、上司からのセクハラ、パワハラも耐えられない、ということで 今年初めに30代になったのを機に始めたのですが、 最初の数か月はほとんど収入もなく、 やはり就活始めようかなと言って…
パワハラで苦しんだ経験のある人が25%、 特にここ数年急増していると数日前のニュースにありました。 ・「お前なんかいてもいなくても同じだ」と無能扱いされた、 ・仕事を与えられず、ずっと無視された ・自分だけ過重なノルマを与えられた ・時間外の飲…
お釈迦様の十大弟子が自分の強みを発揮して活躍されたことを通して、 長所を発見して適材適所で生かすことの大切さを 前回お話しました。 こういう話をすると、 自分に強みなんかないです、 という悲観する人もあります。 お釈迦様のお弟子にもそういう人が…
お釈迦様の数多くのお弟子の中に 特に十人の優れたお弟子があって これを『釈尊の十大弟子』といいます。 舎利弗(しゃりほつ)は智慧第一。 目連(もくれん)は神通力第一。 富楼那(ふるな)は説法第一。 阿難(あなん)は多聞第一。・・・ このことにかけ…
反日デモの際、日本の店が襲撃され、 中国の民度の低さが世界に露呈されましたが 日本でも中華料理店に投石があったと報道されました。 これは残念です。 五十歩百歩、どっちもどっちだ、になってしまいます。 一部の心無い者の言動で 「これだから中国人は…
お釈迦様は、仏弟子の自覚に燃え、 仏の教えを説く人を 『僧』と言われました。 仏の代官として、 みなに仏の教えをお伝えする使命を持つ人のことです。 聖徳太子は17条憲法に 「篤く三宝を敬え 三宝とは仏法僧なり」 と言われています。 仏宝、法宝、僧宝…
ロサンゼルスで約二年間、 さまざまな国の人に 仏教の話しをしてきました。 ブディズム(仏教)のミッショナリー(布教使)は珍しいので 関心もって聞きに来るアメリカ人はいますが、 意外だったのは、 日本からの留学生に、 仏教聞きたいという人が多かった…
先日、勉強会に来られた方が その方のご近所の浄土真宗の寺の坊主の実態をいろいろ言われました。 その方は親御さんを亡くされてから お仏前で正信偈をあげるようになったのですが、 正信偈の言葉の意味を知りたくなって住職に聞いたところ、 「そんな意味は…
歴史をひも解いてみても古今東西を問わず、 家の相続権をめぐって兄弟がいがみ合い、 数々の内乱、暗殺など繰り返されてきました。 時代を遡らなくても、今日でも周り中、 遺産相続で兄弟や親せき同士が 骨肉相食む争いをしている話は聞こえてきます。 「成…
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第一書記が、 またも側近幹部を粛清したという記事を目にしました。 玄永哲氏という、国防相にあたる国の大臣が 反逆罪で粛清されたと報じていました。 裁判が行われないまま、平壌の射撃場で、 数百人が見守る中、機関銃…
『慢過慢』とは、 自分より優れている人に対してでもうぬぼれる心です。 自分80点、友達100点、となれば、 うぬぼれようがないはずですが、 それでも自惚れる。 では、どう自惚れるのでしょうか。 「あいつは確かに勉強はできるかもしれんが、 がり勉じゃな…
『慢』『過慢』『慢過慢』について話をしております。 『過慢』とは、同じ程度の相手なのに自分の方が優れている と威張る心をいいます。 テストの点数が同じ80点だった、とすれば、 これはうぬぼれるはずはないのですが、 「本当はオレの方が上なのだ」 と…
「お前のような息子をもって恥ずかしいよ。 ワシントンはお前の年には検査官になって 仕事に励んでいたそうだよ。」 「それでワシントンはお父さんの年には何になってたの?」 「…、うん…。大統領になっていた」 これはアメリカンジョークですが、 自分のこ…
【偉い代議士の書生に出世するものは少ない】 昔から言われる言葉だそうです。 代議士先生に取り次いでもらいたくて 自分より一回りも二回りも歳も立場も上の人が 玄関番の書生に頭を下げる。 時には接待をして持ち上げたりもされる。 やがて書生は 自分がひ…
仏教では108ある煩悩の中でも 特に私たちを煩わせ、悩ませる煩悩が6つあるとして、 それを六大煩悩といいます。 その一つが『慢』という煩悩です。 『慢』とは慢心の慢、うぬぼれ心のことです。 お釈迦様はこの『慢』という煩悩を七通りに分けて 『七慢』を…
「どうして○○しないの?」 「もっと○○できないの?」 部下や後輩、あるいは奥さんなどに 気がつくとそういうものの言い方をしていることってありませんか 相手の心に余裕があるときは、 反省を促す、有効な言い方にもなります。 しかし、 相手に余裕がないと…
「シーソーの法則」ってご存知ですか シーソーの中央にボールが乗ってある。 このボールをこちら側に持ってくるには どうしたらいいか。 二つの方法があります。 ▼一つは向こうを上げる。 ▼もう一つはこっちを下げる。 ころころとボールはこちらにやってきま…
感銘を受けたエピソードを紹介いたします。 === 何年か前、友人達と一緒にファミリーレストランに入ったことがあった。 私を含めて七人だった。 メニューに「3ピース」で一皿の「鳥の手羽先」があった。 七人では分けられないので、私は3皿注文した。 …
「人間関係が劇的に良くなる35の秘法」 「あなたのことをみるみる周りが好きになる魅惑のトーク術」など、 雑誌やネット上で宣伝文句が並びます。 私は【まいた種しか生えてこない】と心得ているので、 「劇的に」とか「みるみる」という言葉を聞くと、 斜…
「どうしたら、わかってもらえるのか」 「どうしたら、認めてもらえるのか」 私もこのように悶々と悩んでしまうことがありますが、 こういう悩みってエネルギーの割にはあまり生産性がないように感じます。 そもそも悩んだところでどうにもならないことが多…
すべてのことには必ず原因がある、 原因なしにあらわれる結果は絶対にない、 と説かれているのが仏教です。 もちろん原因不明ということはあります。 原因不明の事故、原因不明の病気は 世の中にいくらでもありましょう しかし原因が「わからない」というこ…