親鸞に学ぶ幸福論

「そんなにしてまでなぜ生きねばならないのか」はっきり示した、メールdeで学ぶ仏教教室です。無料メール講座が好評です。受講者4000人。

2018-01-01から1年間の記事一覧

「最近の若い者は」と言わないようにしよう

【悪口(1)】 健康寿命が延びたことで、 「定年70歳」「生涯現役」といわれる時代になり、 最近では同じ職場で20代から70代まで働いているそうで、 世代間のカルチャーの違いに戸惑う場面が多くなっているようです。 そんな時代だからこそ、年長者の立場で…

「私が父親を嫌いになった理由」と観音菩薩

【布施(1)】 ツイッターで、あるハッシュタグが注目を集めています。 それは「私が父親を嫌いになった理由」。 大人になった女性たちが、 子どものころに父親を嫌いになったきっかけを続々と投稿しているのです。 結婚して実家を離れた今も、 「しゃべらな…

人生行路の行く先を問う仏教

【火宅無常の世界(2)】 お釈迦様は人生を旅に、 そして人間を旅人に喩えられています。 旅をしていれば、思わぬ絶景に息をのむこともあれば うっそうとした森におびえることもあります。 荒野をさまよい、のど渇きに苦しむ時もあれば、 そのさなかに冷た…

胡蝶の夢と化す無常の世界

【火宅無常の世界(1)】 「胡蝶の夢」といわれる故事があります。 「胡蝶」とは蝶々のことで、 中国の思想家・荘子が蝶(ちょう)になった夢を見た、という話です。 花から花へひらひらと楽しんでいたが、急にハッと目が覚めた。 そこにはいつもの部屋、い…

カルロス・ゴーン氏は長期拘留で何を思うか

【人身受け難し(1)】 カルロス・ゴーン氏の逮捕は、電撃でした。 氏が羽田に到着するや否や、 東京地検特捜部の捜査員6~7名が乗り込み、 罪状を説明、任意同行を求め、その日のうちに逮捕されました。 ゴーン氏はその日の夕食のレストランを予約していた…

親殺し(五逆罪)を仏教ではどう教えるか

【五逆罪(1)】 シベリアで生態系の頂点に立つ王者はシベリアオオカミです。 そのシベリアオオカミが恐れる天敵はというと、 同じシベリアオオカミだそうです。 毎年、同類に縄張り争いで殺されるシベリアオオカミの数は相当数に上ります。 ではシベリアの…

親鸞聖人と般若心経

【親鸞聖人(1)】 最近よくネット上で「『般若心経』は深い」という声を聞きます。 「般若心経」を読経・写経する人は前からありましたが、 最近では「般若心経」の現代語訳をブログに載せている人も増えてきました。 では「般若心経」のどこに関心を寄せる…

アマゾンのジェフ・ペゼス氏に感じた「自分の仕事に愛し、熱中する」大切さ

【精進(1)】 アマゾンのジェフ・ベゾスCEOは、トランプ大統領の 「不当に安い料金で米郵政公社に商品を配達させているアマゾンの規制強化を急ぐ」 との恫喝めいたアマゾン批判に対し、すぐさま 「どのような規制が導入されても、創意あふれるアマゾンの…

夫のことをなぜ「だんな」と呼ぶようになったのか

【布施(1)】 夫のことを『旦那(だんな)』といいますが、 そもそもなぜ夫のことを「だんな」と呼ぶようになったのでしょうか。 奧さんは配偶者のことを、場所や相手に応じて 「夫」と言ったり、「主人」と言ったり、「○○」と名字で呼んだり、 「相方」と…

人命の尊厳の理由を説かれた仏教

【人身受け難し(1)】 『華厳経』の「人身受け難し 今すでに受く」という一節は、 仏教辞典の表紙を飾るほどよく知られています。 「人間に生を受けることは大変有難い、その人間に今あなたは生を受けているんですよ」 と言われたこのブッダの言葉は 「よく…

アメリカで交通事故に遭った

【無常(3)】 私は20代の頃、アメリカで交通事故に遭うという、ちょっと特殊な経験をしています。 ロサンゼルスの大学のミーティングルームで勉強会があり、 徒歩でその大学に向かう途中、車にはねられました。 信号のない横断歩道で、歩行者である私のため…

死とは何か。哲学と仏教はどう見るか

【無常(2)】 「出息入息 不待命終」 (しゅっそくにゅうそく ふたいみょうじゅう) 「出る息は入る息を待たず、命終わる」 というお経の一節があります。 吸った息が吐き出せなければ、吐いた息が吸えなければ、 その時が、死ぬ時だという意味です。 「死…

ハクスリー『すばらしい新世界』から仏教を語る

【無常(1)】 仏教では「無常(死)」を深く見つめます。 なんで仏教では「死」をこうして語るんだろう、 「死」を意識したら憂鬱になるだけで、暗くなるだけ損でないか、 生きている今を楽しむことこそ大事なのに、 と思われる方も多いと思います。 私もこ…

ゴーン氏解任に一休の歌をおもう

【法鏡(1)】 自分へ対する人の評価を心を素直にしっかりと聞き、 自分自身を見つめていくのは大切な心がけです。 しかし人の評価が、本当の自己を映し出す鏡となり得るかというと、 仏教の答えは「否」です。 見る人の都合によって人の評価はコロコロと変…

生きる意味を知りたい、なんて青臭い感傷だという人へ

【人身受け難し(1)】 「何のために生きているんだろう」と悩む若者に、 「そんな悩みは思春期特有の、センチメンタルな感傷だよ」 「若い時にかかる一種の熱病のようなもの。自分にもそんな時期があった」 と一笑に付し、まともに取り合わない人があります…

「~してあげた」という慢心の引き起こす悲劇

【慢(1)】 「~のために」と私たちはよく口にしますが、 そう言いながらも、決して自分のことを忘れてはいないものです。 必ずそれは自分の得にもなっています。 「大バーゲンセール!最大70%引き! お客さまの日ごろのご愛顧に感謝して、出血大サービス…

相対の幸福しか知らない私たちに絶対の幸福を説かれた親鸞聖人

【相対の幸福(1)】 江戸時代、漬物の葉を巻いた握り飯を食べる下級武士は 海苔を巻いた握り飯を頬張る上士を見て 「オレも海苔を巻いた握り飯を食べるまでに出世したい」 と羨んだそうです。 現代の感覚からすれば、 海苔のおにぎりと漬物の葉のおにぎり、…

仏教に説かれている「懺悔(さんげ)」とはどんな意味か

【懺悔(1)】 仏教で「懺悔」は「ざんげ」とは読まず、「さんげ」と読みます。 自分のしてしまった罪や悪を深く受け止め、心から謝罪し、 もう二度としないのが「懺悔」です。 お釈迦さまは「悪いことをしたら懺悔をしなさい」と 「懺悔」の大切さを随所に…

中高年のアイデンティティクライシスを克服するには

【人身受け難し(2)】 先回のメルマガで、むなしいと訴えられる50代の方の声を紹介したところ、 「自分も同じだと気付きました」 と共感のメッセージをいただきました。 特にこのようなむなしさを、 定年退職を機縁に感じる人は多いようです。 退職後、いっ…

定年退職した後に襲う寂しさ、むなしさ

【人身受け難し(1)】 名古屋で仏教講座をひらいた際のことです。 おだやかな笑顔が印象的な、紳士というイメージがぴったりくる50代の男性が参加されました。 ネット上の講座案内にあった「なぜ生きるのか」の一言が気になったそうです。 どうして気になっ…

哲学者・三木清は、浄土真宗の信仰によって死んだか

【親鸞聖人(1)】 こうしたメルマガにせよ何にせよ、情報発信している人は、 聞き手、読み手の心を考えて言ったり、書いたりすることに努めているものです。 私も文章を書きながら、読み手のことを考えます。 読者から「それでもか」との声も飛びそうですが…

一切は自因自果、自業自得。相手を罵るな

【因果の道理(3)】 「あの女のせいでオレの人生、無茶苦茶にされた」 と離婚した妻のことを悪し様に罵る男がいます。 母親に、いかに自分の妻が悪かったか、を延々としゃべり、 聞く母親も母親で、「お前が気の毒だ」と一緒になって元妻を罵る。 こんな会…

うらむ心をなくすには「回れ右」すること

たいてい人は左遷させられたり、閑職に回されると 「オレがこんな目に遭うのはあいつのせいだ」と誰かをうらみ、 仕事にもやる気を失い、投げやりになるものです。 仏教は、こんな時、いや、こんな時だからこそなお、 一切は自因自果と説く因果の道理を深く…

自因自果の智恵と他因自果の愚痴

【因果の道理(1)】 仏教で『他因自果』と『自因自果』という言葉があります。 『他因自果』とは、 他者(自分以外の誰か、何か)が原因で、 自分に幸・不幸の結果が起きる、ということ。 『自因自果』とは、 自分のやった行いが、 すべて自分の幸・不幸と…

「みんな言っている」には気をつけよう

【悪口(1)】 「あの人のこと、みんなそう言っているよ」 こういう言い方は悪口の常套文句です。 気をつけて聞かねばなりません。 よくよくその人の言う「みんな」を検証してみると、 その人の友人の○○さんと△△さんだけだった、 ということがよくあるので。…

「生きるために生きている」我々人間の哀れさ

【出世本懐(1)】 生きるのは大変です。 生きるときの基本となる「衣食住」を確保するには、まず先立つ物はおカネです。 カネがなければ服も買えない、 栄養のあるものが食べられない、 家賃も払えない、 生活には、とにかくカネが必要です。 カネを手に入…

人生100年時代の大いなる錯覚

【人身受け難し(1)】 最近よく「人生100年時代」という言葉をよく聞くようになりました。 今年の流行語ワードに選ばれるのではないか、という勢いですが、 つい2,3年前にはこんな言葉は聞かなかったように思い、 いつ頃から言われるようになったか調べて…

「悪人になるな、善人になれよ」と勧める教育の問題点とは

【たわごと(1)】 親も、教師も、政治家も、聖職者も口をそろえて 「悪人になってはいけませんよ。善人になりなさいよ」 と教えます。 ところが問題は、その主張の前提となるべき善悪の基準が、 その人その人の主義主張、イデオロギーによって大きく変わる…

胸を打つ親鸞聖人の断言

【教行信証(1)】 親鸞聖人の著作を読む人がまず心を打たれることは、 簡潔で、明快なその文体の迫力です。 単刀直入に言い切られる断言の数々に、 その一言一言にどれだけの熱い思いと深い学問が込められているのか、 素人目であってもひしひしと感じられ…

そもそも自殺は愚かな行為なのか

【無明の闇(2)】 自殺を思い詰めている人があれば 「そんな馬鹿なことを考えるものではない」 と周りは止めます。 しかし自殺はなぜ「そんな馬鹿なこと」なのでしょう。 『自殺行為=馬鹿なこと』の方程式は、どういう理由で成り立つのでしょうか。 動物…

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