2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧
【抜苦与楽(3)】 腹痛患者が病院に駆けつけた時、まず医者がするのは診察です。 診察もないまま、いきなり注射を打ったり、手術したりはしません。 腹痛を引きおこした原因が分からぬままでは、的確な治療はできないからです。 同様に、私たちが幸せになる…
【抜苦与楽(2)】 先回のメルマガでお釈迦様が仏教を説かれた目的は『抜苦与楽(ばっくよらく)』 『苦しみを抜いて楽を与えてやりたい』 この目的一つで説き続かれた45年間だったことをお話しました。 一方、私たちの日々の営みも『苦しみを抜いて楽になり…
【抜苦与楽(1)】 何事も目的が大事、とはよく言われることです。 ビジネス書なんかにも、会議の際、会議の目的は何か、を参加者と共有するのが大事で、 とりわけ主催者はよくよく確認しなければならない、と書かれています。 いつしか会議のための会議にな…
【相対の幸福(1)】 国民一人当たり10万円、本来ならうれしいはずですが、 なぜか巷には不満、怨嗟の声が満ちています。 どうしてでしょうか。 たまたまデパートで引いたくじで10万円の商品券当たったら、 それはそれは幸せな気持ちになり、自然と笑い顔に…
【人身受け難し(1)】 日本の自殺者は年間約2万人、 自殺率は先進諸国の中で最も高く、 未遂となるともっと多く、約53万人です。 その53万人にはそれぞれ家族や友人があるでしょうから、 それらの人たちの今後の人生にも大きな影響を与えます。 さらに言えば…
【有無同然(1)】 最近「在宅困難者」なる言葉が広がりつつあります。 コロナによるテレワークで1日中家にいる夫が妻に相当のストレスを強いていて、 それを察した夫が家に居づらい現象が起きているというのです。 国は「家にいろ」というし、 うちの妻は…
【対機説法(1)】 お釈迦さま(ブッダ)の教えを学んでいくと、 「この人にはこう言われているのに、なぜこの人にはこう勧められたんだろう」というところもあり、 時には、ある人には「右に行け」、またある人には「左に行け」と、 まるで正反対のことを述…
【精進(2)】 新型コロナウイルスは長引きそうです。 終息するのはいつになることやら、 延期になったオリンピックもどうなるかわかりません。 ビフォーコロナ、アフターコロナといわれるほど、 仕事のやり方や経営のあり方など人の価値観や世の中全体も変…
【精進(1)】 新型コロナウィルスで経済は冷え込み、 中でも旅行業、飲食業など壊滅的な打撃を被り、 私の友人のセミナー講師も軒並みキャンセルで、 何もできず、家にいるとのこと、 オリンピックを目指していたアスリートや 開幕を目指して調整していたプ…
【自因自果(2)】 コロナウィルスの影響で深刻な景気悪化で、 飲食業や旅行業は大打撃ですが、 今後ますます経営不振の波は各方面の企業に及びそうです。 これはバブル崩壊のときも、リーマンショックの際も繰り返されたことですが、 会社の収益が上がらない…
【自因自果(1)】 世界的ベストセラー『FACTFULLNESS』には、 私たちが持つ10の思い込み本能が紹介されていますが、 その一つに「犯人探しの本能」というのがありました。 以下はその引用です。 ーーーーーーーーー誰かを責めることに気持ちが向くと、学び…
【業力(1)】 私がメルマガを書き始めたのが2010年のちょうど今ごろですから、もう10年近くになります。 早いものです。 こうして情報発信を続けていると、さまざまな方から感想、意見をいただきます。 メッセージでくださる方もあれば、 他の方も閲覧でき…