親鸞に学ぶ幸福論

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2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

生きる意味を知りたい、なんて青臭い感傷だという人へ

【人身受け難し(1)】 「何のために生きているんだろう」と悩む若者に、 「そんな悩みは思春期特有の、センチメンタルな感傷だよ」 「若い時にかかる一種の熱病のようなもの。自分にもそんな時期があった」 と一笑に付し、まともに取り合わない人があります…

「~してあげた」という慢心の引き起こす悲劇

【慢(1)】 「~のために」と私たちはよく口にしますが、 そう言いながらも、決して自分のことを忘れてはいないものです。 必ずそれは自分の得にもなっています。 「大バーゲンセール!最大70%引き! お客さまの日ごろのご愛顧に感謝して、出血大サービス…

相対の幸福しか知らない私たちに絶対の幸福を説かれた親鸞聖人

【相対の幸福(1)】 江戸時代、漬物の葉を巻いた握り飯を食べる下級武士は 海苔を巻いた握り飯を頬張る上士を見て 「オレも海苔を巻いた握り飯を食べるまでに出世したい」 と羨んだそうです。 現代の感覚からすれば、 海苔のおにぎりと漬物の葉のおにぎり、…

仏教に説かれている「懺悔(さんげ)」とはどんな意味か

【懺悔(1)】 仏教で「懺悔」は「ざんげ」とは読まず、「さんげ」と読みます。 自分のしてしまった罪や悪を深く受け止め、心から謝罪し、 もう二度としないのが「懺悔」です。 お釈迦さまは「悪いことをしたら懺悔をしなさい」と 「懺悔」の大切さを随所に…

中高年のアイデンティティクライシスを克服するには

【人身受け難し(2)】 先回のメルマガで、むなしいと訴えられる50代の方の声を紹介したところ、 「自分も同じだと気付きました」 と共感のメッセージをいただきました。 特にこのようなむなしさを、 定年退職を機縁に感じる人は多いようです。 退職後、いっ…

定年退職した後に襲う寂しさ、むなしさ

【人身受け難し(1)】 名古屋で仏教講座をひらいた際のことです。 おだやかな笑顔が印象的な、紳士というイメージがぴったりくる50代の男性が参加されました。 ネット上の講座案内にあった「なぜ生きるのか」の一言が気になったそうです。 どうして気になっ…

哲学者・三木清は、浄土真宗の信仰によって死んだか

【親鸞聖人(1)】 こうしたメルマガにせよ何にせよ、情報発信している人は、 聞き手、読み手の心を考えて言ったり、書いたりすることに努めているものです。 私も文章を書きながら、読み手のことを考えます。 読者から「それでもか」との声も飛びそうですが…

一切は自因自果、自業自得。相手を罵るな

【因果の道理(3)】 「あの女のせいでオレの人生、無茶苦茶にされた」 と離婚した妻のことを悪し様に罵る男がいます。 母親に、いかに自分の妻が悪かったか、を延々としゃべり、 聞く母親も母親で、「お前が気の毒だ」と一緒になって元妻を罵る。 こんな会…

うらむ心をなくすには「回れ右」すること

たいてい人は左遷させられたり、閑職に回されると 「オレがこんな目に遭うのはあいつのせいだ」と誰かをうらみ、 仕事にもやる気を失い、投げやりになるものです。 仏教は、こんな時、いや、こんな時だからこそなお、 一切は自因自果と説く因果の道理を深く…

自因自果の智恵と他因自果の愚痴

【因果の道理(1)】 仏教で『他因自果』と『自因自果』という言葉があります。 『他因自果』とは、 他者(自分以外の誰か、何か)が原因で、 自分に幸・不幸の結果が起きる、ということ。 『自因自果』とは、 自分のやった行いが、 すべて自分の幸・不幸と…

「みんな言っている」には気をつけよう

【悪口(1)】 「あの人のこと、みんなそう言っているよ」 こういう言い方は悪口の常套文句です。 気をつけて聞かねばなりません。 よくよくその人の言う「みんな」を検証してみると、 その人の友人の○○さんと△△さんだけだった、 ということがよくあるので。…

「生きるために生きている」我々人間の哀れさ

【出世本懐(1)】 生きるのは大変です。 生きるときの基本となる「衣食住」を確保するには、まず先立つ物はおカネです。 カネがなければ服も買えない、 栄養のあるものが食べられない、 家賃も払えない、 生活には、とにかくカネが必要です。 カネを手に入…

人生100年時代の大いなる錯覚

【人身受け難し(1)】 最近よく「人生100年時代」という言葉をよく聞くようになりました。 今年の流行語ワードに選ばれるのではないか、という勢いですが、 つい2,3年前にはこんな言葉は聞かなかったように思い、 いつ頃から言われるようになったか調べて…

「悪人になるな、善人になれよ」と勧める教育の問題点とは

【たわごと(1)】 親も、教師も、政治家も、聖職者も口をそろえて 「悪人になってはいけませんよ。善人になりなさいよ」 と教えます。 ところが問題は、その主張の前提となるべき善悪の基準が、 その人その人の主義主張、イデオロギーによって大きく変わる…

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