親鸞に学ぶ幸福論

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2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

老人性うつが蔓延している

【常行大悲(1)】 東京で仏教講座をしていたとき、70歳を過ぎた年配の方が、 「カネがどんどん減っていき、不安で仕方がない」 「予期せぬ出費で悠々自適の老後にはほど遠い」 と不安を訴えてこられたことがありました。 医療費、介護費など出費がかさみ…

「青鬼」「青龍」とは、仏教では何を指しているのか、

【仏願(3)】 『仏願(ぶつがん)』とは「仏の願い」です。 仏の願いは、私たち人間の願いとは違います。 どう違うのでしょうか。 人間の願いは 「カネがあれば、あの車買えるのに」 「かわいかったら、あの人も振り向いてくれるのに」( 「才能があったら…

願いがかなったのに、なぜ心はこんなにも寂しいのか

【仏願(2)】 「人間は自分の願いがかなっても、幸福になれない存在だ」 と、驚くべきことを釈迦が説き明かされていることを、 過去3回にわたって述べてきました。 「願い」とは「将来の夢」であり「目指す目標」です。 夢や目標を持つことが大事だとみな…

熱心に神社に詣っているのに、幸せになれない理由とは

【仏願(1)】 『仏願(ぶつがん)』とは「仏の願い」のことです。 仏の願いを私たちの上に満たすことを目的に 釈迦が説かれた教えが仏教です。 仏教は、私たち衆生の願いを満たすための教えではありません。 それは衆生の願いをかなえても、衆生は幸せにな…

ドラえもんがいたって、幸福になれるかというと、話は別だ

【流転輪廻(1)】 先回『ドラえもん』が訴えかけているのは、 「人間の願いはたとえかなっても、幸せにはなれない」 という、哲学的なテーマだと話しをしました。 「あんなこといいな、できたらいいな♪」の、 のび太の、まことにわがままな願いを、 ドラえ…

ドラえもんによって心の深部に潜む醜いものが暴露されてしまう

【意業(1)】 「あんなこといいな、できたらいいな♪」の歌で始まる『ドラえもん』。 のび太の願いをドラえもんが次々と 未来の道具でかなえてくれるストーリーですが、 その結末は「たとえ願いが満たされても幸せにはなれない」 という、とても哲学的な示…

歴史を学べ。どこへ行っても、何をするときでも。

【出世本懐(1)】 「ビジネスマンは『社史』を学べ」といわれます。 なぜ自分の会社について学ぶことが大事なのでしょうか。 今度の会議をいかに乗り切るか、とか、 同期で誰が最初に課長になるか、とか、 とかく目先のことにムキになってしまうのが私たち…

お金を得ようとして、もっと大事なものを失っている人たち

【財欲(1)】 ある男が、少しでもガソリン代を節約したいと思い、 「あそこのガソリンスタンドは安いぞ」と聞きつけた。 それからというもの、遠くにある、ちょっと安いガソリンスタンドを 利用するようになり、その移動距離のため、 余計ガソリン代が多く…

なぜあの人のことが気になってしまうのか、それには理由がある

【縁(1)】 仏教に「縁」という言葉があります。 今日の言葉でいえば「絆(きずな)」といってもいいでしょう。 私にも、あなたにも、人にはそれぞれ、 縁の深い人と縁の浅い人がいます。 同じ職場で働いている人の中にも、 縁の深い人と縁の浅い人があり…

神と仏の違いについて徹底解説した動画をプレゼント

【宗教(1)】 世界の三大幸福論で有名な哲学者、B・ラッセルは 敬虔なキリスト教徒の家に生まれ、育ちましたが やがて信仰を捨てるに至ります。 彼のキリスト教批判は辛らつですが、 中でもキリスト教の神の存在について いくつも理性的に論じています。 …

携帯電話のマナー違反の中でもこれは特に嫌がられる

【瞋恚(2)】 私が30代の頃、ある会社に苦情の電話を入れたときのことです。 のらりくらりと言い訳ばかりの不誠実な対応に いささかカチンときてしまい、 つい電話口の語気が荒くなってしまいました。 電話を切って、自分の机に戻る時、 周りの固い雰囲…

誰にでもある「自暴自棄」「自棄(やけ)」になる心

【人身受け難し(2)】 「自棄(やけ)を起こす」という言葉があります。 本来「やけ」とは「あとは野となれ山となれ」で焼き尽くすという意味で 「焼け」だったようですが、 「自暴自棄」の「自棄」を「やけ」と読むようになりました。 やけ酒、やけ食いな…

座間の白石容疑者に惹かれた自殺願望の女性たち

【人身受け難し(1)】 座間の9遺体事件が日本中を震撼させています。 白石容疑者は、自殺願望の若い女性に 「一緒に死のう」と心中を持ちかけ、自宅に連れ込み、 殺害したことがわかってきました。 動機については「金銭や乱暴目的であった」と話している…

客は料理の味だけを求めて食堂に行くのではないのだ

【瞋恚(1)】 まだ私が大学生だったときのことです。 学生街の、とある食堂で食事していると、 厨房から、店の主人が誰か従業員に 激しく怒りをぶつけている声が聞えてきまして、 いたたまれない気持ちになったことがあります。 それ以来、その店には行か…

人間関係で悶々とするときに思い出したい視点とは

【出世本懐(1)】 ロサンゼルスで布教していたとき、 UCLA(ロサンゼルスの大学)に通う日本人の女子学生で、 仏法の話を聞きたいという方があり、 毎週一時間、個人的に話しをしていました。 今は帰国して外資系の会社で活躍しています。 その彼女は…

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