親鸞に学ぶ幸福論

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2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

旧約聖書にあるカインとアベルの話を仏説から紐解いてみる

【愚痴(3)】 仏教で三毒の煩悩 の一つに数えられる愚痴(ねたみ、そねみの心) について話を続けています。 先回、ねたみの心は身近な人に対して起きる、と話しをしましたが、 そういう点からすると、兄弟は物心つくときに最初に感じる ねたみ、そねみの…

「ねたみ」や「嫉妬」で悶々としたときに思い出したいブッダの智慧とは

【愚痴(2)】 先回に引き続き、「愚痴」についてお話しします。 「愚痴」とは、仏教に説かれる108ある煩悩の中でも 特に私たちを苦しめ、悩ませる三毒の煩悩の一つに数えられます。 「うらみ」「ねたみ」「嫉妬心」のことです。 幸せそうな人を見て、苦…

人間関係のいざこざの多くはこれが原因

【愚痴(1)】 「愚痴」とは仏教の言葉ですが、 今日の日本でも、普段よく使われる言葉です。 「あいつ、また愚痴ってる」とか 「あんたの言うこと愚痴ばかりじゃない」というように、 しゃべることとして使っていますが、 元来の意味は、「うらみ」「ねた…

出家せずとも救われる道をひらかれた親鸞聖人

【出家(4)】 親鸞聖人は9歳の時、出家され、比叡山に入られました。 ところが清らかな山だと思われた比叡山は、 すでに俗世と変わらぬ、煩悩に穢れた「穢土」でした。 見栄えのいい叡山の金堂宝塔も、その中では派閥争いが繰り返され、 難行苦行を掲げな…

出家の僧が集う聖なる比叡山の実態とは

【出家(3)】 私たちが住む「この世」のことを、仏教では「穢土」といいます。 「穢土」とは、穢れた世界、「煩悩」に穢れた世界ということです。 常に私たちは収入や名声や容姿など人と競い、争い、 結果として劣等感で苦しんだり、慢心で驕ったり、 嫉妬…

出家とはどんな意味か、目的は何か、仏教の教えから解説

【出家(2)】 金正男氏が暗殺されました。 後継者をめぐっての兄弟同士の権力闘争は、 歴史上、幾度となく繰り返されてきました。 一般家庭でも親の遺産をめぐって 兄弟が諍いを起こす事態もありますが、 これが一国の権力をめぐってともなると、利権も大…

女優の清水富美加さんの「出家」について

【出家(1)】 女優の清水富美加さんが「出家します」と語ったことが報道され、 「出家」という言葉が話題のワードになっています。 彼女のいう「出家」とは、 彼女の信仰する「幸福の科学」の専属職員になることだそうです。 本来「出家」とは仏教の言葉な…

私が幸せになれない本当の原因とは

【自業自得(1)】 私が幸せになれない原因は何か、 たいていの人はこう考えます。 「こんな親の元に生まれたからだ」 「こんな人と結婚したからだ」 「こんな子供を持ったからだ」 「こんな会社に入ったからだ」 「上司がこんなだからだ」 「部下がこんな…

大石内蔵助「仇のことは忘れざりけり」

【出世本懐(2)】 「手を一つ打つにつけても討つという 仇のことは忘れざりけり」 大石内蔵助の詠んだ歌です。 敵を欺くため、遊興に耽る大石が、 遊女の小唄に手拍子を打ちながら心中深く、 彼にとっての本懐成就である「吉良を討つ」と 執念を燃やしてい…

デモクラシーを窒息させるものとは

【出世本懐(1)】 フェイクニュースの危険性について、 最近取り沙汰されるようになりました。 オバマ元大統領が、昨年11月の記者会見で 事実無根の「ホラ」や「騙り」を流布する “post-truth”といわれるフェイクニュースの隆盛を、 「デモクラシーを窒…

生まれては苦海、死しては浄閑寺

【生死の苦海(1)】 江戸時代、吉原で働いていた遊女たちが口にしていた言葉に、 「生まれては苦海、死しては浄閑寺」 というのがあります。 浄閑寺は吉原の近くにある寺ですが、別名、投込寺といいます。 吉原の遊女が亡くなると、荒ムシロに包まれ、 こ…

ブラックバイトとパワハラの報道に家康の忍従を思う

【精進(1)】 コンビニのバイトで、恵方巻きのノルマの責任を取らされ 自腹を切って買い取りさせられることが問題になっていましたが、 あのニュースを聞いて、思ったことを今日はお話しします。 コンビニであんなことを強要されたら、 「知ったことか」「…

どんな先見性のある人でも見落としている「人生の死角」とは

【生死の一大事(1)】 私は毎日のメルマガを、朝8時に配信されるように、 前日に書き上げ、配信予約しています。 今から約6年前、東日本大震災のあった3月11日も、 午前中に、翌日の朝8時に配信されるメルマガをセットしてから 昼に浦安で人と会い、…

キリスト教の神と、仏教の仏とは、どこがどう違うのか

【仏(1)】 仏教講座でよく聞かれる質問に 「神と仏はどう違うのですか」というのがあります。 「神仏」という単語もあるので、 同じようなものだろうと思っている人が多いようです。 「神」と「仏」はどう違うのか、これを知ることは 仏教を学ぶ上で大切…

仏教の布施の一つ、言辞施とは

【布施(2)】 仏教で教えられる『布施』の一つに『言辞施』があります。 優しい言葉をかける布施の行です。 大学時代、ある友人と相談してアパートの部屋をシェアして 生活することにしました。 つまらん理由から、その友人と仲が険悪になることもあり、 …

相手への目線を忘れて自分本位の話ばかりしてしまう

【布施(1)】 新任教師が初めて赴任した小学校で、 最初に担当したのが6年生のクラス、 次の年に担当したのが1年生のクラスだったそうです。 1年生のクラスの最初のホームルームの時間に 「分かった人は挙手して下さい」というと、誰一人反応がない。 ど…

幸福になるのは一瞬で事足りる、と説く仏教

【平生業成(1)】 仏教は一貫して 【結果には必ず原因がある】 【原因なしに起きる結果は絶対にない】 と教えます。 平たい言葉で言えば、 「まいた種は必ず生える。まかぬ種は絶対生えぬ」 ということです。 これが「因果の道理」という、仏教の根幹を成…

モンスタークレーマーへの対処法を釈迦が説かれている

【口業(2)】 「怪物と戦う者は、その際自分が怪物にならぬよう気をつけるがいい」 とは、ニーチェの言葉です。 他人の欠点をずけずけと批判する人は、どこにでもいるものです。 そんな人は教師や店員から、 モンスターペアレント、モンスタークレーマーと…

笑う者も続けて転ぶ雪の道

【口業(1)】 今の季節、積もった雪や凍った道に 足をとられることも多いです。 北国の冬を私もまだ慣れているとは言えませんので 転ばないよう、気を付けたいと思います。 「笑う者も 続けて転ぶ 雪の道」 という歌があります。 雪道を歩いているとき、目…

甘すぎず、コクもあり、キレもあり、見た目もよく

【渇愛(1)】 チョコレートパフェの名前の由来は、 アイスクリームに、チョコ・生クリーム・果物が 添えられたこのデザートが考案されたときに、 これ以上完全なデザートを作ることはできないだろうと、 フランス語で「完全」を意味する(parfait)と 命名…

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