【仏願(2)】
■「好きなことを好きなだけできれば幸せだ」
という人生は
みなの憧れですが、
この人生観に問題はないでしょうか?
何回かに分けて考察しています。
■人間の体は飢餓には強いが、
過食には弱い
といわれています。
氷河時代を含む何十万年に及ぶ
人類の歴史は、
おおよそ飢餓との戦いの歴史でした。
日本でも一日三食になったのは
江戸元禄期からです。
まして「飽食」などというのは
先進国で、つい最近のことですから
人間の体はそれに対応できるシステムを
もっていないのです。
■ナチスに占領された当時のオランダのことです。
食糧事情が悪くなったせいで
成人病患者がいなくなったそうです。
しかし餓死者が出るほどの水準でもなかったので、
かえって住民の健康水準が向上し
平均寿命が延びることとなったというのです。
■『ハングリー精神』といわれるように、
人間の精神にも同じことがいえるのでしょう。
以下は、学生時代に聞いたことですが、
今も心に残ってます
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人をだめにしようと思ったら
どうすればいいか?
時間と金を奪えば、
人はダメになるのではない。
逆だ。
人をダメにしようと思えば、
その人に時間とお金を
ふんだんに与えることだ。
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時間が有り余っていて
ヒマでヒマでしょうがない、
しかも湯水のごとく
使えるお金があるとしたら、
私だったらどうなってしまうだろう、
と考えてみます。
どこどこまでも脱線して、
ろくでもないことを
し始めるのではなかろうか、
と確かに危うく思います。。
時間もない、
使える金も限られている、
そんな中、寸暇を惜しんで
努める仕事だからこそ、
アイデアも湧くし、
気力も充実するのでしょう。
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