反日デモの際、日本の店が襲撃され、
中国の民度の低さが世界に露呈されましたが
日本でも中華料理店に投石があったと報道されました。
これは残念です。
五十歩百歩、どっちもどっちだ、になってしまいます。
一部の心無い者の言動で
「これだから中国人は~」
「これだから日本人は~」
「これだから東電は~」
「これだから○○家の人たちは~」
と国全体が、企業全体が
そういうレッテルで見られてしまいます。
私もアメリカに住んでいる時は、
現地の人と話をする度に
日本人として見られることを意識したものです。
一部の人間の言動で全体が評価されてしまうのは
危ういもの、と自覚しているつもりですが
それでもついそういう発言はしてしまうときが
自分にもあります。
私たちは望むと望まざるとにかかわらず、
生きている中で
その立場立場でいろいろな看板を背負っており、
対外的に「○○の人」と見られるのですから、
言動を自戒していかねばなりません。
親鸞聖人はご自分のことを
『愚禿釈親鸞』と名のられました。
お名前に『釈』の一字をつけられていますが、
これはお釈迦様の『釈』の字です。
「親鸞はお釈迦様の弟子だ。」との自覚から
お釈迦様の『釈』の一字をいただかれたものです。
お釈迦様の教えられたことを
自分の都合や思いを交えずに
忠実に伝える、
この弟子の使命に徹しられた親鸞聖人の、
自覚と誇りがお名前の『釈』の一字に込められています。