親鸞に学ぶ幸福論

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母がわが身の命と引き替えに産んでくださった御恩「臨生受苦の恩」

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【釈迦御一代記(1)】

 

仏教を説かれたお釈迦様はどんな方だったのか、

これから何回かに分けて

お釈迦様の御一代記を記してみます。

 

今から約2600年前

北インド、ヒマラヤ山のふもとに

カピラ城を首都に、

貴族的共和国が築かれていたそうです。

お釈迦さまは、

このカピラ城の城主・浄飯王(じょうぼんのう)という王様の太子として

生まれられました。

 

お母さんの名前は、マーヤ夫人。

出産のためにマーヤ夫人が生家のクリ城に戻られる旅の途中に

産気づかれて出産されました。

そこはルンビニー園という花園でした。

そういうことがあって今でも、

お釈迦様がお生まれになられた4月8日を

「花祭り」と言って祝っています。

 

生まれられて1週間後

マーヤ夫人は産後の肥立ちが悪く、

帰らぬ人となってしまいました。

 

■お釈迦様は親の恩を切々と語られた

『父母恩重経』において

『臨生受苦の恩』を説かれています。

「月満ち時到れば、

業風催促(ごうふうさいそく)して、

偏身疼痛(へんしんとうつう)し、

骨節解体(こっせつかいたい)して、

神心悩乱(しんしんのうらん)し、

忽然(こつぜん)として身を亡ぼす」

とあります。

【いよいよ月満ちて陣痛が起こり、

 額にはあぶら汗が流れ、

 全身がバラバラになるような苦しみに耐えながら、

 母は子供を産む】

と説かれています。

 

子供を産む時の苦しみは、

青竹を握ると、それを二つに押し割るほど激しいといわれます。

その苦しみのあまり暴れ出すため、

両手をベッドに縛りつけることさえあるそうです。

ましてや医療技術も今のように発達しておらず、

麻酔もない古代のこと、

マーヤ夫人のように

出産で命を落とす人も少なくありませんでした。

 

■出産の痛みを『陣痛』といわれます。

『陣』とは「陣地」とか「陣羽織」というように

戦場で使う言葉です

戦場は男が命のやり取りをする場所、ですが、

女性にとってまさに出産は

命をかける覚悟だったところから

「陣痛」といわれるのです。

 

■お釈迦様は衆生に向かって

「お母さんが命がけで産んでくださって、

 今のあなたがいるのですよ、

 このご恩、絶対に忘れてはなりませんよ」

と呼びかけておられますが、

ご自分自身もこのご恩かみしめられてのご教導だったのではないでしょうか。

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