親鸞に学ぶ幸福論

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忖度って何?と頭抱える外国人記者を何とするか

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【出世本懐(1)】

 

「忖度(そんたく)」という言葉が、話題です。

外国人への記者会見で籠池理事長が

「口利きはなかったが、忖度はあったと思う」

と発言したことから、

「What is sontack?」となってしまった、というもの。

 

日本人でもあまり使わない言葉ですから、

日本語のできる外国人もわからなかったのでしょうが、

それでも日本人なら意味を説明されれば、肌感覚で

言葉の持つ意味を理解できると思います。

しかしこれが日本人独特の文化と生活を知らない外国人には

この言葉の意味を理解するのは、確かに難しいかもしれません。

通訳も相当困ったみたいです。

 

「慮る」「気を遣う」「空気を読む」など、

「忖度」に近い言葉は日本にはいろいろありますが、

「忖度」とは何か、ストレートに言えば

「(言われなくても)意向を察して行動する」

という意味でしょうが、そういう意味ですよといった時点で

「忖度」の意味を失うような気がして、

何しろ難しいところです。

 

ところがこれが日本社会では非常に重視されており、

こういうことに長けている人は、日本の組織では重宝され、

特に政治家なんかにはまず間違いなく求められる資質だと思います。

 

デーブ・スペクターはやはり日本通で

「“忖度”は、便利なようでずるい日本語。

“よろしくお願いします”って、

色んな意味を含み過ぎて英訳できない。

その悪い部分が前面に出た」

と言っていましたが、

「よくわかっていらっしゃる」と言いたくなるコメントです。

 

これがNYタイムズの記事には

「忖度」を、日本政府側の「不法な財政的な行為」と

アメリカ人がスッと分かる表現に変えられ、

分かったようで分からない事件になってしまいました。

 

どこまでを「口利き」といい、どこから「忖度」なのか、

証拠も残らず、法で裁けず、このたびのようなことは

これからも繰り返されるでしょう。

 

「忖度」は、ある意味、“世界にない日本の美徳”として

称賛されるケースもあると思いますし、

このたびのように“世界にない日本の悪徳”として

非難することもありましょう。

結局、「忖度」する人、される人の志、目的、

そこに大義があるか、という根本問題になってくるかと思います。

 

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