親鸞に学ぶ幸福論

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中高年のアイデンティティクライシスを克服するには

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【人身受け難し(2)】


先回のメルマガで、むなしいと訴えられる50代の方の声を紹介したところ、

「自分も同じだと気付きました」

と共感のメッセージをいただきました。

 

特にこのようなむなしさを、

定年退職を機縁に感じる人は多いようです。

退職後、いったんの安堵の後、強い寂寥感が襲うのを

「こんなむなしく、寂しい心境になるなんて」

と誰よりも本人が驚きます。

 

会社に未練があるわけではない。

むしろ早くその重責から離れて、

悠々自適の晩年を過ごしたいと心から望んでいた。

妻と二人、ゆっくり温泉旅行を楽しんだり、

趣味のゴルフをしたり、と

老後の暮らしを思い浮べると心が小さくはずんだ。

それなのにどうしたことか、この寂しい心は、と

思いがけない自分の心の変化に戸惑うようです。

 

現役時は、朝、目覚めたときには

もうその日の仕事をどうさばくか、

その手順を考えるのに頭の中はせわしかった。

会社では常にノルマが課せられ、

時に社運をかけたプロジェクトの一翼を担うこともあり、

会社役員の派閥争いで暗闘したこともあった。

仕事場に着き、朝パソコンをひらけば、

公私織り交ぜた様々なメールが入っており、

平日も休日も近づいてくる人は絶えなかった。

 

それがどうしたことか、退職してみると、

朝の目覚めの床の中で、

まずその日一日どう過ごしたらいいのか、

そこから考えなければならなくなります。

終日誰ともしゃべらずに終わることもあります。

 

それが気楽でいいと思えたのも、最初の一ヶ月だけで、

だんだん世間から隔絶してしまったような孤独感が忍び寄ってきます。

定年を迎えるとは、世の中から一歩退くだけだと思っていたが、そうではなかった。

ついこの間まで身を置いていた多忙の日々が

今はまるで別世界のように遠く思われ、

独りぼっちで枯れていく、なんとも言えない寂しさが胸を締め付けてくる。

「これから先、何のために生きていけばいいんだろう」

こんな漠然とした不安が胸に去来するのを

『中高年期のアイデンティティクライシス

ともいわれます。

 

私のメール講座を受講される方も、

退職されてからの学びに、と登録される方が多いですが、

『中高年期のアイデンティティクライシス』がきっかけとなり

親鸞聖人の教えに触れられるのであれば

中高年期は人生における輝かしい転機ともなります。

 

 

 

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