2014-01-01から1年間の記事一覧
『業力不滅』という言葉があります。 私たちの業(行為)は、不滅の業力となって、阿頼耶識(あらやしき)という心の蔵の中に納まっていると、釈迦は説かれました。 ちょうどたとえるならば、皆さんパソコンで2チャンネルって見ることありますでしょうか。…
okonai 自己の身の上に起きるさまざまな運命は、 自分のやってきた業(行為)が引き起こすと 仏教では説かれます。 その業(行為)に 【表に見える業】と 【表に見えない業】があります。 さて、あなたはどちらの際に 悪いことをしますか。 ■【小人閑居して…
【業力(3)】 仏教では、私たちの身の上におきるすべての運命は【業(ごう)】によって決まる、と一貫して説かれています。 【業】とは、インドの言葉では『カルマ』といい、 日本の言葉にしますと『行為』のことです。...誰かが自分の行為を見ていたら幸…
『業力(ごうりき)』という言葉があります。 『業』は普通は(ぎょう)と読むところですが、仏教では(ごう)と読みます。 「業の深い人だ」とか「業な話だねえ。」と使われたりします。 インドの言葉では「カルマ」といいます。お釈迦様はインドの方ですか…
【業力(1)】六本木にて管理職で働いておられる女性が 勉強会に来られ、 終了後、話されたことが 心に残りましたので、 ご紹介します。 その方は、相手の気持ちを考えずに ムカッとさせる言動をとってしまう部下の女性に 困っている、とのことでした。 同…
秋も深まりを見せてきました。 今手がけている作業のために この2か月間、高性能のパソコン、ビデオカメラ、マイク、 種々のツールを買いそろえました。 またエクセルもパワーポイントも満足にできなかった私が 試行錯誤の末、ホームページや動画を編集でき…
いつも読んでいただき、ありがとうございます。 先日プレゼント企画で「あなたを幸せにさせない5つの間違った常識」小冊子を希望される方に送りました。 読まれた多くの方からご感想をいただき、うれしく、励みになりました。ありがとうございました。...そ…
【僧(4)】 医者の中には横柄な人ってありますよね。 もちろん私の尊敬する医師で、とても謙虚な方もおられますが、自らの経験からいっても、周りの人から聞いても、この医者の言動はどうかと思う事例もよく聞きます。 患者は自分の病気を何とかしたいとす…
【僧(3)】 まだ私が25歳そこそこの時のことですが、 寺の坊主が「あいつは俺のところに来ない。何の気になっとる!」と腹を立てている場面を目撃してしたことがあります。 どうもよく聞いてみると、その寺の門徒ばかりのいる村で、ある家に身内の不幸があ…
【僧(2)】 「お葬式・葬儀はイオンにおまかせください。 明瞭で納得のいく価格をご提示します。 受け付け・ご相談は24時間」 この宣伝コピーは、流通大手イオンの葬儀事業のホームページからのものです。 最近寺院が独占してきた葬儀事業に、イオンが進…
【僧(1)】 お釈迦様は、仏弟子の自覚に燃え、仏の教えを説く人を『僧』と言われました。 仏の代官として、大衆に仏の教えをお伝えする使命を持つ人のことです。 聖徳太子は17条憲法に「篤く三宝を敬え。三宝とは仏法僧なり」と言われています。 仏宝、…
【口業(5)】 仏教では「言辞施」といって、言葉をかけることが布施の一つとして教えられています。 【人の長所を発見してほめるように努める】これがどんなに周りを幸せにし、自身を豊かにすることでしょうか。 ほめられると元気が出ます。困難に立ち向か…
【口業(4)】 ■ロサンゼルスのダウンタウンの壁の落書きは、言葉にするのもはばかれるような、 暴力じみた言葉、差別表現、猥褻なものなど書かれています。 ああいうのを子供が通学路の途中で頻繁と目にするのはよくないなあ、と思います。 ■自分は情報発…
【口業(3)】 大学時代、苦学生だったので、ある友人と相談してアパートの部屋をシェアして生活することにしました。 つまらん理由から、その友人と仲が険悪になることもあり、最初のころは「寝食共にするのはきついな」とよく思ったものです。 そんな生活…
【口業(2)】 仏教に教えられる善根に『言辞施』があります。 数ある「親切」の一つとして説かれているのですが、言葉を施す、という意味です。 一言が人を失意から励まし、立ち上がらせることもありますし、逆に『語殺』というのですが、心無い一言が相手…
【口業(1)】 ■ふだん何をしゃべっているか『口業(口の行い)』は、私たちの運命を決める、大変な力を持つと仏教では説かれます。 舌三寸が人を活かしもし、殺しもする。言葉の業力の強さを一つの例を通してみてみましょう。 ■「どうしてこんなことになっ…
【縁(6)】 「光に向かって」という本にあったエピソードを紹介いたします。 「縁」の大切さを知らされるお話です。 ーーーーー 明治三十三年に没した博多の万行寺(まんぎょうじ)の住職、dorobou(しちりごうじゅん)師は近代の名僧といわれる。 ある夜…
【縁(5)】 今、あなたの隣の人。どうしてその人、そこにきたのだろう。隣の人は大好きな人ですか。それとも大嫌いな人?何であなたの隣はその人なの。どうしてですか。 70億の人がいるのに、なぜその人が自分の隣にいるのでしょう。 『袖触れ合うも多生…
【縁(4)】 ワールドカップ熱で渋谷の居酒屋やバーも 大型プロジェクターを用意して観戦していたようです。 部屋で一人、ゴールの瞬間「よっしゃ~!」もいいですが、やはり仲間と抱き合って、雄たけび上げて喜ぶ、あの魂の一体感というのは一人の部屋では…
【縁(3)】 いつの世も親の小言はうるさいものですし、 親という存在を疎んじるのも世の常でしょうが「親孝行したいときには親はなし」といわれます。 親を亡くしたときに初めて「あれもしておけばよかった」「こんな言葉もかけておくべきだった」と悔まず…
【縁(2)】 「月日は百代の過客にして、往きかう人もまた旅人なり。」 (松尾芭蕉) 人生はよく旅にたとえられ、人間を旅人に譬えられます。 旅にたとえられる理由の1つは、旅には様々な出会いがあり、別れがあるということでしょう。 私は愛知県に生まれ…
【東京セミナーのご案内】 こんにちは。菊谷隆太です。いつも読んで頂き、 どうもありがとうございます。 それでは予告通り、月末のセミナー受付を始めます。 ーーーーーー 親鸞聖人は、主著である『教行信証』の末尾に 「若しこの書を見聞せん者は 信順(し…
【人身受け難し(5)】 テレビ番組のコメンテーターとしてもおなじみの 寺島実郎氏(日本総合研究所理事長)は、 東日本大震災からの復興について 著書で次のように語っています。 ーーーーー 親鸞の生きざまを深く噛み締めることは、 日本創生を語る上で、…
1997年、ディープ・ブルーというAIが 当時チェスの世界チャンピオンとして 不動の地位にあったカスパロフを破りました。 ディープブルーはデータベースに登録された過去数百年分の対局から 同じ局面を探しだし、 過去の名人たちが勝利したやり方を模倣し…
【人身受け難し(3)】 哲学者パスカルの著書『瞑想録(パンセ)』のという一句はよく知られています。 「人間は、自然の中で最も弱い一本の葦にすぎない。 しかし、それは考える葦である」で始まる文章です。 人というのは自然界においてか弱いものです。 …
【人身受け難し(2)】 「生きる意味は?」と聞かれて「生きることそのものに意味がある」と答える人は多いです。相当の知識人でもいます。 それしか言いようがないから言っているのでしょうか? 生きていると苦しいから、自殺しようとしているんですよね。…
【人身受け難し(1)】 当ブログの読者の方対象で 【第一回仏教セミナー】を開催いたします。 ★セミナーは、 6月28日(土)午後18:30~20:30 セミナーのテーマは一貫して 【そんなにしてまでなぜ生きねばならないのでしょうか】 です。 特に今…
いくつかホームページを作成しました。 よく皆様から尋ねられるご質問に仏教の見地からお答えしたものをまとめました。 関心あるホームページあればご覧ください。 ■『死んだほうがましだ』と思っているあなたに。 http://ikiruimi.info/jisatsu/ ■悟りを開…
【出世本懐(3)】 A・ミラーの『セールスマンの死』は、もう60年前に書かれたものですが、考えさせられる作品です。 ウイリーはセールスマンで、日々忙しく働いていますが、住宅ローンや、日用品の買い直しで生活は手一杯です。 寄る年波には勝てず、じ…
【出世本懐(2)】 先日、知人から「宝石売りたいんだけど何カラットか判らないし、 相場が知りたい」とあったので「じゃあ、鑑定無料・都内・宝石・信頼できる、 でググってみれば?」 (グ-グルで検索することを「ググる」といいます。)とアドバイス。 …