親鸞に学ぶ幸福論

「そんなにしてまでなぜ生きねばならないのか」はっきり示した、メールdeで学ぶ仏教教室です。無料メール講座が好評です。受講者4000人。

火宅無常の世界に安らかな処はない

f:id:kikuutan:20180621203818g:plain

 


【火宅無常の世界(2)】


約七百年前に書かれた『歎異抄』に『火宅無常の世界』という言葉があります。

屋根のひさしに火が燃え移れば、みるみるうちに家財道具共々、

家屋全体が火に包まれてしまうように、

私たちの生きているこの世は、思いもよらぬ事が突如として起き、

何十年と大事にしてきたものも一気に崩れ去ることがあります。

それを親鸞聖人は『火宅無常の世界』と言われたのです。

 


「いやいや、それは親鸞聖人当時の700年前のことだからでしょ。

あの頃は伝染病も多く、飢饉も相次ぎ、戦乱に明け暮れ、

人々の間で厭世的な気分が高まっていた。

それで不安の絶えない“火宅無常の世界”と言われたんだよ」

とことさらに時代背景を強調する人があります。

 


しかし決してこれは七百年前の時代だけではありません。

今日でも『火宅無常の世界』は少しも変わりません。

 


卒業旅行に海外に行く予定を立てていた女子大生がいた。

ところが飛行機事故がテレビで報じられると、

心配になった母親が「海外はやめときなさい。日本にしなさい」と言う。

 


そこで車で行ける国内旅行にしたものの、

対向車線からの暴走車との正面衝突で死亡、とのニュースにまたも母親が心配になり、

娘に「車はやめときなさい。新幹線にしなさい」と忠告する。

 


ところが事故がないからと安心していた新幹線で、通り魔殺人事件が起こる。

そんな危ないものに大事な娘を乗せられないとお母さん、

「遠くに行くのをやめて近所にしなさい」と言う。

 


ところが今度は都内の路上で女性が無理矢理車に乗せられ、

殺害される事件が報道された。

するとお母さん「外出せずに家の中にいなさい」。

 


ところが今度は震度6以上の大地震で、

タンスの下敷きで死亡というニュースが報じられる。

 


ここだけは大丈夫と安心できる処など、どこにもないようです。

『死の縁、無量なり』と仏教では説かれます。

死ぬ危険はどこにでも存在しているので、どんな死に方をするか、誰にも予想できません。

いつの時代でも、どこの場所でも、常に死の危険にさらされているこの世の実態を、

『火宅無常の世界』といわれているのです。

 

 

 

 

=========

歎異抄に示された本当の幸福を分かりやすく体系的に学べる全20回の無料メール講座です。
おもしろそうだなと思われた方はこちらから登録できます。
登録解除もいつでも自由なので、一度お試しに覗いてみてください。

 

「一から分かる仏教」無料メール講座
メールアドレス:
お名前:

 

災害大国日本に住まいする者

f:id:kikuutan:20180620093557j:plain

 

 


【火宅無常の世界(1)】


『歎異抄』に『火宅無常の世界』という親鸞聖人の言葉があります。

『火宅無常の世界』の『火宅』とは、火のついた家。

『無常』とは、常が無い、続かないということです。

この世にずっと変わらないものは何一つないことを仏教では『諸行無常』といいます。

 


諸行無常の世に住まいしている私たちは、

いつ何が起きるか分からぬ不安に常にさらされています。

家のひさしに火が燃え移ったら、

瞬く間に火が家屋全体を覆ってしまうかと気が気でなく、

その家の中で安穏とテレビを見たり、食事したりできる人はありません。

そんな『火宅無常の不安な世界』に私たちは住まいしているのです。

 


大阪で大きな地震がありました。

改めて日本が地震の国であることを思い知らされます。

地震はプレートのひずみで起きるので、

二つのプレートの交差する真上に位置する国は、

地震の起きる可能性が高い事を覚悟しなければならないと言われます。

その点、プレートの世界地図を見たらわかりますが、日本は最悪です。

なんと4つの大陸プレートが日本列島を交差しているのです。

 


よって国土面積が世界のわずか0.3%に過ぎないこの国で、

世界の大地震(マグネチュード6以上)の2割が発生するのです。

 


さらには日本列島は台風の通り道であり、豪雪もあり、

国土は山がちなので、河川の上流から下流までの長さがきわめて短く、

洪水、山崩れも頻発します。

 


予期せぬ大災害で命を奪われ、呆然とする人たちの姿を、

私たち日本人は何度見せつけられてきたことか、

まさに『火宅無常の世界』です。

 


この『火宅無常の世界』にあって、

永久に変わらぬ安らぎがあることを明示されているのが『歎異抄』なのです。

 

 

 

 

=========

歎異抄に示された本当の幸福を分かりやすく体系的に学べる全20回の無料メール講座です。
おもしろそうだなと思われた方はこちらから登録できます。
登録解除もいつでも自由なので、一度お試しに覗いてみてください。

 

「一から分かる仏教」無料メール講座
メールアドレス:
お名前:

 

家族を支えているようで、実は支えられている

f:id:kikuutan:20141201020046j:plain

 

 

【自利利他(1)】


まだ30代の独身で、新宿に住んでいた頃のことです。

とある縁で新宿御苑に行きました。

ちょうど今くらいの初夏の陽気の中、公園内の広い緑の芝生には、

たくさんの家族連れが、思い思いにボール遊びしたり、ランチしたりしていました。

ここに足を踏み入れるのは大学の時以来だな、と思い返しながら、

殺伐とした新宿の街並みの一角の、思わぬほっこりスペースに

心浮き立つものを感じ、しばし散策しました。

 


こういった処は、社会人の独身男性にはおよそ縁がなく、

場違いに身を置いている居心地の悪さを若干感じながらも、

子供の笑い声とぽかぽか陽気に癒やされました。

 


自分と同年齢とおぼしきお父さんたちが子供と遊んでいる姿に

「たまの休日に家族サービスでこうして出かけるのも大変だな。よくやってるな」

と感心しましたが、彼らの笑顔を見ていると、子供を楽しませているようでいて、

案外、本人自身も心身ともにリフレッシュする機会になっているんだろうなとも感じました。

 


皆さんはどんな休日を過ごされていますか。

「まいったよ、家族サービスでせっかくの休日がまったく自分の自由にならない」

と、嘆く友人の声も耳にします。

しかしそうぼやきながらも、その顔はどこか朗らかです。

 


家族ができると、家や庭の掃除、家族旅行、親もとへの帰省など、

けっこう面倒です。

しかしよく考えてみれば、家族がいるからこそ、掃除も運動もするのだし、

なかなか会えない親にも会いに行くのだし、

実は家族に背中を押されて、自分自身の心身の健康が守られているともいえます。

 


もし家族がいなければ、どんな休日だったか。

昼までごろごろ、たばこの煙たい部屋でパソコンゲーム、

繁華街のパチンコ屋に行って、その帰りに酒飲んで・・・

となっていたかもしれません。

 


ポカポカ陽気の芝生で体を動かすというのは、

家族でもいないと、なかなかそんな機会もありません。

食事も、家族がいるからこそ栄養のバランスも考え、彩りも考えて料理しますが、

独りだと手の凝ったものを作ろうという意欲はわかず、

いい加減なものをぱぱっと済ませるか、外食で終わらせるか、で栄養が偏ります。

独身男性は、既婚男性と比べて10年平均寿命が短いというデータは、わかる気がします。

 


家族を喜ばせよう、家族の幸せを守ろうと努めているままが、

実は自らの心と体の健康を支え、

自らの幸せを育んでいることにつながっています。

自分が家族を支えているようにみえて、

実は家族に自分が支えられている、といえるのです。

 

 

 

 

=========

仏教の教えを分かりやすく体系的に学べる全20回の無料メール講座です。
おもしろそうだなと思われた方はこちらから登録できます。
登録解除もいつでも自由なので、一度お試しに覗いてみてください。

 

「一から分かる仏教」無料メール講座
メールアドレス:
お名前:

 

「空事・たわごと・真実あることなし」の歎異抄が身にしみる

f:id:kikuutan:20160528161957j:plain

 

 


【火宅無常の世界(2)】


米朝関係は、今年初めには「開戦Xデーは秒読み段階」と言われるほどの緊張状態にあり、

在韓アメリカ人が出国した時が合図、

米空母が東アジアに集まる4月が危機、

などと取りざたされていました。

 


米軍は一気に北のミサイル基地を爆撃、制圧できるか、

中国人民軍は国境を越えるのか、

日本のミサイル防衛システムは北のミサイルから守り切れるのか、

それとも緊張状態のまましばらく進むのか、

など、新聞、メディアが盛んに論じ合っていました。

 


それが今朝のニュースではどうでしょう。

平壌にマクドナルドとトランプタワーを、

日本は失職する北朝鮮軍人の雇用での経済支援を、

投資家や経営者は北朝鮮市場をビジネスチャンスに、との話題が出ています。

 


わずか数ヶ月の間に、ほとんどの人が想像できなかった展開です。

何が起きるか分からない無常の世の中、とつくづく知らされます。

「火宅無常の世界は万のこと・皆もって、空事・たわごと・まことあることなし」(歎異抄)

人間の予想など、あてにならないものです。

 


よって両指導者が「新しい未来を切り開く大きな転換点」と

喧伝している現今の状況も、所詮、火宅無常の一コマ、

来年には、現在では誰も予想もつかない事態に陥っているかも知れません。

 


世の中には「予言者」と呼ばれる人たちがあり、

2018年の予言として、こぞって北朝鮮情勢を取り上げていましたが、

今頃「しまった。逆張りすべきだった」とほぞを噛んでいるのではないでしょうか。

以下は、その予言の数々。

■松原照子(東日本大震災を当てたとアピールして有名になった人)
「2018年は、ミサイル開発は今後も続くでしょう。今よりもっと悪化する可能性がある。北朝鮮から難民が日本に流れ込むでしょう」

■クレイグ・ハミルトン・パーカー(世界一当たる予言者、スピリチュアル研究家)
「北朝鮮の金正恩政権は2017年末もしくは2018年1月に、国内クーデターで崩壊する。国際社会の経済制裁は何ら役割を果たせず、米国は北朝鮮の鉄道を爆撃して破壊するだろう。そして金正恩は中国に亡命する」

■ジャミソン姉妹(米国最高のサイキック双子美女)
「米国と北朝鮮の緊張状態は、2018年も非常に高いまま続く。金正日が、核兵器を使って無謀な方法でトランプを脅かし続けるだろう」

■江原啓之(心の目でオーラや前世が見えるという人)
「2018年、北朝鮮のミサイルや核ミサイルは発射されてしまうのでしょうか。もしものことを考えて、私たち日本国民は非難生活に備えた準備をしなければいけません」

■デイビッド・ミード(聖書研究家で陰謀論で知られる)
「2018年に北朝鮮が端緒を開くかたちで第三次世界大戦が起こります。“ヨハネの黙示録の四騎士”はアメリカ、ロシア、北朝鮮、中国であり、この4カ国が真正面から対峙してこの世の終わりを迎えます」

 


何事も「空事・たわごと・真実(まこと)あることなし」。

歎異抄の言葉が800年の時を超え、普遍の重みを持つことが知らされるばかりです。

 

 

 

=========

火宅無常の世にあって変わらぬ幸福はあるのか、仏教の教えを分かりやすく体系的に学べる全20回の無料メール講座です。
おもしろそうだなと思われた方はこちらから登録できます。
登録解除もいつでも自由なので、一度お試しに覗いてみてください。

 

「一から分かる仏教」無料メール講座
メールアドレス:
お名前:

 

西城秀樹の訃報に0.3ミリの幸福と知る

f:id:kikuutan:20180614074052j:plain

 


【火宅無常の世界(1)】

 

小学生の時、いつもテレビで慣れ親しんでいた人だったからでしょうか、

西城秀樹の訃報には、一瞬虚を突かれたような驚きがありました。

その後テレビで報じられる内容から、さらにドキリとしたのは、

彼が48歳で脳梗塞を起こしていたことでした。

48歳といえば、自分と同年齢。

それまでは脳梗塞は高齢者の病気だと思っていたのですが、

自分もいつ脳梗塞になってもおかしくないのか、と思い知らされました。

 


脳梗塞は、脳の血管がつまる病気です。

脳の血管が破れれば、脳出血、クモ膜下出血です。

なんでも脳の血管はわずか0.3ミリ前後だそうで、

その0.3ミリの血管が破れると、バットで頭を殴られたような痛みが襲うとのこと。

脳という臓器は何と繊細なのでしょう。

 


脳には、0.3ミリの血管が網の目のように張り巡らされており、

その一つが破れたり、詰まったりすれば、脳梗塞や脳出血で昏倒、

そのまま意識戻らず死を迎えるか、半身不随になるのです。

 


いつ何時、脳の血管が詰まったり、破れたりしても、

そりゃ0.3ミリの細さなのですから、

今晩にでもそうなることは十分あります。

 


私の知り合いで脳梗塞で飲み込む力がなくなり、

胃ろう(胃から栄養を摂取する)になった人がありますが、

もしそうなってしまったら、今までこれがあれば幸福だと

30年、40年かけて必死にかき集めてきた金や地位、名声や健康などは、

うたかたの泡のように消え、

「こんな人生何なのか」と嘆き悲しむことになります。

 


これだけ貯金があれば、あと20年は余生を楽しく暮らせる、

旅行に行って美味しいものでも食べて過ごそうと思っていても、

その幸福は20年保つどころか、

わずか0.3ミリの脳の血管が破れただけで失います。

金も名誉も財産も、わずか0.3ミリの幸福なのです。

 


この私たちのはかない人生を、親鸞聖人は『歎異抄』に、

「火宅無常の世界」“火の燃え移った家のような不安に満ちた世界”と仰り、

「火宅無常の世界は、万のこと・皆もって、空事・たわごと・真実あることなし」

と喝破されています。

 

 

 

=========

火宅無常の世にあって変わらぬ幸福はあるのか、仏教の教えを分かりやすく体系的に学べる全20回の無料メール講座です。
おもしろそうだなと思われた方はこちらから登録できます。
登録解除もいつでも自由なので、一度お試しに覗いてみてください。

 

「一から分かる仏教」無料メール講座
メールアドレス:
お名前:

 

新幹線殺傷事件の報道に思うこと

f:id:kikuutan:20050312104558j:plain

 

 

【教行信証(1)】


新幹線殺傷事件で逮捕された小島一朗容疑者(22)は、

調べに対し「むしゃくしゃしていた。誰でもよかった」と供述しました。

「自分は価値のない人間だ。死にたい」と話しており、

自殺めいたメモも見つかっています。

これら一連の事件報道に「またか」といった感を受けたのは、

私だけではないと思います。

 


頻発する無差別殺傷事件はほぼ共通しています。

動機は「むしゃくしゃ」「むかついて」。

相手は「誰でもいい」。

そして一様に言うのは「死にたかった」です。

 


つい一ヶ月前に起きた名古屋市のネットカフェでの通り魔殺傷事件もそうでした。

犯人の動機は「自分が死ねないから、むかついて刺した」です。

つい先日、秋葉原無差別殺人事件から10年経ったと話題になりましたが、

あの犯人も「秋葉原で人を殺します」とのタイトルの犯行予告メールに、

「みんなさようなら」と書き込みました。

アメリカでは、毎月のように学校での銃乱射事件が起きますが、

その結末は犯人の自殺、もしくは死にきれずに投降、です。

 


これら相次ぐ人命軽視の事件に

「人の命をなんだと思っているんだ」

と多くの人が非難しますが、その言葉は犯人の心には届かないだろうなと思います。

犯人が人命の重さを受け止めていたら

「死にたい」「さっさと人生を終わらせたい」とはなりませんし、

「誰でもいいから刺してやろう」になるはずがないからです。

彼らは明らかに「人命の尊厳」を知りません。

そんな人に「人の命をなんだと思っているんだ」で反省するでしょうか。

 


どんな価値ある骨董品の茶碗を所持していても、

もし所持者がその価値を知らなかったら、

犬の餌の器にするかもしれませんし、割り捨ててしまうかもしれません。

そのずさんな扱いに「この茶碗をなんだと思っているんだ」と憤るなら、

その茶碗の所有者に骨董価値をよく分かるよう、説明しなければならないでしょう。

「そんな素晴らしい価値があるのですか、危なく捨ててしまうところでした」と

聞く相手が頭を下げて感謝されるところまで、です。

 


彼らにも同じことです。

命を大切に思えないから、がらくたを捨てるように

「死にたい」「殺したい」となっているのですから、

最も大事なのは、人命の尊い理由を、相手が分かるまで説くことです。

 


「彼らに人命の尊さを分からせることなどできるんだろうか」

という声もありそうですが、分からせることができるかどうかの大きなポイントは、

まずあなた自身、人命がなぜ尊厳なのか、はっきりしているか、ということです。

もし自分がよく分かっていなかったら、

死にたいほど人生に虚しさを深めている彼らに、

はっきり命の価値を伝えることができるはずがありません。

 


仏教では、自殺も、殺人も、虐待も、暴力も、

その問題の根っこにあるのは

「生きる意味が分からぬ深い闇へのいらだち」と説かれます。

その闇の心ある限り、「生まれてきてよかった」という感謝もなければ、

「生きてきてよかった」と感泣することもありません。

 


私たちは何のために生まれてきたのか。

何のために生きているのか。

何があっても死んではならない理由、真の人命の価値の理由はどこにあるのでしょうか。

この根本問題に明らかに答えた書が『教行信証』です。

『教行信証』は親鸞聖人が生涯かけて書かれた本ですが、

まさにその内容は、人命の尊厳の理由を徹底して明らかにされたものです。

 


私が今回、22歳の若者が起こした新幹線殺傷事件を

このメルマガで取り上げねばと思い立ったのは、

事件を報じたニュースで、彼の部屋の本棚にある、彼が読んでいた本が数冊映し出され、

その中に、『教行信証』の解説本があったからです。

 


『教行信証』は鎌倉時代に書かれた古典で、仏教の専門書です。

およそ20代の若者が関心示すような本ではないはずです。

なぜ彼は『教行信証』を読もうと思ったのだろうか。

そこで私が想像したのは「なぜ自殺してはいけないのか」

「生きる意味は?」「命の重さとは?」という情報を

彼なりにインターネットで調べたのではないかということです。

もしそうなら、それは彼の、無自覚にせよ、SOSの行動だったはずです。

 


調べていく中で彼は、生きる意味をはっきり示した書として、

多くの人が語っているのが『教行信証』だと知ったのでしょう。

まさに『教行信証』は、全編を通して「人命の尊厳の理由」一つを明らかにした書だからです。

私自身『教行信証』に感動した一人として、そのことをブログに書いたことがあります。

人々を魅了し続ける『教行信証』。しかし内容の核心をほとんどの人は知らない | 「親鸞の教えとは」無料メール講座

もしかしたらこのような記事に触れて、彼は教行信証を読んでみようと興味がわいたのではないか、

ただその書かれている解釈が難しすぎて、最初だけ読んで分からずじまいだったのだろう、と思うのです。

 


だとしたら彼にとって痛恨事は、『教行信証』を一般の人にも分かるよう、

解説してくれる人生の師に遇えなかったこと、なのです。

 


このような人命軽視の事件が起きるたびに「少年法を重くした方がいい」という議論があり、

銃乱射にトランプなどは「銃乱射には銃だ」と教師のよる銃携帯を論議したりしていますが、

本当に大事なのは、そこではない。

人命の尊厳を明示した『教行信証』の内容を分かるように伝えることだ、と私は思います。

 

 

 

=========

教行信証に説かれた「生きる意味」とは何か、分かりやすく体系的に学べる全20回の無料メール講座です。
おもしろそうだなと思われた方はこちらから登録できます。
登録解除もいつでも自由なので、一度お試しに覗いてみてください。

 

「一から分かる仏教」無料メール講座
メールアドレス:
お名前:

 

無駄な抵抗を続けている全人類

f:id:kikuutan:20140318111940j:plain

 

 
【生死の一大事(1)】


指名手配の犯人が、逃亡生活の末、ついに追い詰められ、

一軒の民家で人質を取って立て籠もる。

幾重にも取り囲んだ警察が

「無駄な抵抗をやめなさい」とスピーカーで説得する。

そんな場面では、さすがにもう逃げられないのだし、

これ以上抵抗してもよけい罪が重くなるだけなので、

犯人も覚悟を決め、自首すべきだろうと、誰もが思います。

 


ところが実は無駄な抵抗をしているのは、

警官に包囲された強盗だけではありません。

すべての人は無駄な抵抗を続けている存在だとブッダは教えられています。

 


なぜそう言えるのでしょう。

それは人間が「死にたくない」とあがき続けたあげく、最後には「死ぬ」存在だからです。

 


相次ぐ災害に、「自分の命は自分で守ろう」と声高に言われます。

8メートルの津波に蹂躙された大震災の教訓から、

10メートルの堤防を、と論じられますが、

たとえどれだけ堤防を高くしても、死ななくなるわけではありません。

 


難病克服のために、医師も研究者も懸命の努力を重ねていますが、

たとえ医学の進歩で長生きできるようになっても、一時的です。

自分の命を完全に守り切れる人は一人もありません。

 


政治も、経済も、科学も、医学も、人間の営みは全て、

少しでも長く命を守るためにあります。

しかし、それらを総動員したところで、

二百年も三百年も守り続けることはできません。

せいぜい百年足らず。

自分の命を守ろうと懸命に戦ったところで、結局みな死んでいきます。

 


「死にたくない」と抵抗を続け、あがき、もがいた末に

この世を去っていく私たちの姿をあからさまに言えば

「無駄な抵抗を続けている存在」なのです。

 


この人間矛盾に驚き、「そんな私たちがなぜ生きるか」を究明せんと

城を出られたのがシッダルタ太子(のちのお釈迦さま)の出家でした。

 

 

 

=========

仏教に説かれた本当の幸福とは何か、分かりやすく体系的に学べる全20回の無料メール講座です。
おもしろそうだなと思われた方はこちらから登録できます。
登録解除もいつでも自由なので、一度お試しに覗いてみてください。

 

「一から分かる仏教」無料メール講座
メールアドレス:
お名前:

 

=========


仏教の教えをわかりやすく体系的にお話する

20回の無料メール講座好評配信中。