親鸞に学ぶ幸福論

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前世占いは最強のインチキ

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【信心(3)】


占い師とは?
⇒人の将来を「知っている」と勝手に言う人

 

「この人は自分にとってどんな存在なんだろう。」
「この人と結婚したら私は幸せになれるのかなあ。」
「もっと違う運命の人が実はいるのかなあ。」

 

昔も今もどの国の人も
先の事を知りたいと思っています。
見通し明るくなれば、安心しますから。

 

でも先のことだから、
誰もよくわかりません。

 

そこに断言口調で
確信に満ちた目で
将来を言い切る人がいると
つい選択権をそこにゆだねてしまうんでしょうね。

 

断言が大事なんだ、
自信に満ちた態度が重要だ、と
どこかで覚えてきているのか、
彼らは言い切る。

 

何でそんなこと断言できる?
という不信が出てきますが、
その不信解消の小道具アイテムとして
カード使ったり、手相使ったり、水晶使ったり、色々です。

 

最近は前世はこうだった、と語る輩も多いです。

 

不倫している女性が占い師の元に相談に来ます。
夫や子供のことを思うと
不倫相手と別れなければならないと思うものの、
大好きなので別れたくない
「私はどうしたらいいのでしょう」
と訴える。

 

こんな時、やり手の占い師は、
客の言ってほしい事を言うそうです。
言ってほしくないことを言われると
客は聞いている時こそ神妙そうにしていても、
もう二度とその占い師のところにいかない。
その客が心の底で願っている欲望、願望を察知して、
それを肯定してやると
面白いように信じ込んでしまうというのです。

 

たとえばこんな風に。

 

「北欧の小さな山村であなたは
 木こりの優しい夫と住んでいました。

 

 その夫が戦争に行き、
 あなたは戦地の夫と手紙のやりとりをすることが生きがいでした。

 

 ところがその夫は戦死してしまうのです。
 あなたにもう一度会いたいと想いつづけながら。

 

 夫からの手紙が届かなくなってからも、
 いつか帰ってくることを信じて、
 あなたはずっと再婚せず、
 山村で一生を終えました。

 

 あなたの今、大好きな彼。
 前世は実はその木こりの夫なのです。
 だから二人の仲は不倫なんかじゃない。
 結ばれる運命なのです。」

 

「やっぱり!やっぱりそうだったのか。。」
と涙があふれて客は顔を隠して感動している。
すっかり興奮し、占い師を信じ込んでしまう。

 

「では今結婚している私の夫は、
 私と前世はどういう関係だったのでしょうか。」

 

「それを占うにはまた時間を改めて、になります。
 予約からするとあと2か月後になりますが。。」

 

「2か月後?そんなに待てません、
 早くみていただけないんでしょうか」

 

「そうなると特別料金になりますが、よろしいですか」
といったように引き込んでいく。

 

そんな前世のことさえわかるなら、
私の10年前に付き合っていた人がどんな人だったか、
そのとき、どの辺に住んでいたのか、
霊視できてもよさそうなものですが、
それは言わない。

 

前世を持ち出すのは都合がいいからです。

 

誰もはっきりしないことで、
その人だけがはっきりしている、
という状況になるので、
誰もインチキとも証明できないのですから、
都合いいものです。

 

最近は共同経営で、
「自分がいないときにこの人にアドバイスもらいなさい」と言い、
その次の占い師、霊能者に、
どんな前世になっているか情報を引き継いで、
あたかも霊視が一致したかのように演出する、
というのですから性質が悪い。

 

ここで提案ですが、
今後、前世をみてもらう前に
もっと手前の5年前くらいを
まずみてもらいましょう。

 

北欧でなく、
日本のどこに住んでいたか、
木こりの夫ではなく、
どこどこの公務員の人と付き合っていたとか、
たとえあてずっぽうでも、前世より当たりやすいはずです、
5年前の方が。

 

 

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