親鸞に学ぶ幸福論

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幼児期の虐待が「愛着障害」も「多重人格」も引き起こすと聞く。歎異抄の一節が胸に迫ってくる

 

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先日、テレビで多重人格の21歳の女性が取り上げられていました。

田舎の国立大学に通う女子大生です。

多重人格とは、ひとりの人間の中に、本人とは別人の、

別個のアイデンティティーを持った人格が存在し、

それが繰り返し本人をさしおいて「表舞台」に現れ、

勝手に行動するというものです。

 

中には『24人のビリー・ミリガン』のように

ひとりの人間の中に24人の人格が存在する、ということもあります。

 

そして驚いたことに、それらの別の人格(副人格)たちには、

それぞれ自分の名前があり、異なる生育歴をもち、

性別、国籍、年齢が異なる場合があるほか、

訛りなどの言語的特徴や、話せる言葉、筆跡、それぞれの知性も

才能も嗜好も異なっています。

 

学んでいくと、そのオカルト的とも言える

驚くべき精神世界にめまいがするほどです。

 

・女性に多い。・若者の方が多い。・再発しやすい。

などいろいろ特徴はありますが、多重人格障害はほぼ例外なく

幼児期に受けた虐待が原因だということです。

 

その女性の場合、幼児期に父親から受けた虐待が原因でした。

「大好きでいたいお父さんが、

なんで私にこんなひどいことをするのだろう。」

その現実は、とても子供に受け止められるものではありません。

 

「お父さんが虐待するのは、私じゃない。この子なんだ。」

という別の人格を自分の中で作ってしまうそうです。

 

普段はまじめな優等生なのですが、

別の人格が現れた時はリストカットを繰り返す、

自暴自棄な人間に豹変します。

 

人間の心の複雑さを考えさせられますが、

環境によって性格どころか、人格まで大きく変わるものなのですね。

 

常軌を逸した少年犯罪の増加からか、

「愛着障害」という言葉も最近よく聞くようになりました。

自分のことを大事に思えない、

また他人の心を慮ることもできないので

社会生活を営めない子供たちで、

犯罪を犯す要因の一つとして注目されています。

この愛着障害も、幼少期の親から虐待が原因と指摘されています。

 

私は幸いにも両親からの虐待もなく幼少期を送りましたので

そういう障害はなかったようですが、

もし自分もそんな環境に生をうけていたならば、

どうなっていたかわかりません。

今と同じような人生を送っていたとは思えません。

自殺、殺人、略奪、暴行。

どんなことでもやってしまうような

自分になっていたかもしれません。

 

いや、これからだって、

どんな環境が自分にやってきて

何がどう変わって何をやるかわかりません。

 

日本の古き良きお父さんたちが、

中国の戦地でやってきたことは

とても家族には考えられないことでした。

 

アメリカの若者がベトナムでやってきたことも、

アメリカでの、のどかでおおらかなカントリーライフでは

とても想像できないようなものでした。

 

『さるべき業縁の催さば、いかなる振る舞いもすべし』

 (縁が来たらどんな悪い行いでもしてしまう親鸞だ。)

との歎異抄の一節は

何か縁が来ると、平素は思いもよらぬことを

ついしでかしてしまう弱い人間の実態を熟知されての言葉であり

「あのようなことだけは絶対にしない、と言い切れない親鸞だ。」

との告白なのです。

 

 

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