親鸞に学ぶ幸福論

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人生の目的は人それぞれではないと説かれた親鸞聖人

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【難度海(3)】


「人生の目的は何か?」と尋ねられた際、

「それは人それぞれだろ」と答える人は相当多いと思います。

「自分らしい目的を見つけて、そこに向かって精一杯生きれば、

人生は輝く」とみな思っています。

 

「あなたは今、何のために生きていますか?」

と町で行き交う人に尋ねれば、

きっといろいろな答えが返ってくることでしょう。

年代によっても、その答えは変わります。

 

▼中高生の子供なら、

「志望校合格」「優勝して甲子園」などでしょうか。

人によっては

「何より重要なのは、クラスでの人間関係」

と答えます。

いじめの対象になったら大変ですから、気持ちは分かります。

 

▼社会人は、何を目的に生きているでしょうか。

独身なら「ステキな相手と出会いたい、好きな人と結婚したい」

という強い目的に向かって、

そのための自分磨き、収入アップなどに余念がありません。

 

▼結婚したら、次は「子育て」。

「子供が心身共に健やかに育ってほしい」の一心になります。

子供ができると、教育費、マイホームなど、

お金が大変になりますから、自ずと

「お金」や「仕事」が目的になります。

 

▼では子育てが終わり、定年退職するころには、

何を目的に生きるでしょうか。

年齢と共に、身体も衰え、

周りの友人の、病で苦しむ話を見聞きするようになり、

否応にも気になるのは「健康」でしょう。

病気にかかっている人は、

「この病気を治す」

それが生きる目的になっている人もあります。

 

おおざっぱに人が生きる目的にしている代表的なものを列挙して

年代別に見てきましたが、このように、年齢、環境の変化に連れ、

「生きる目的」も変化するとみな思っています。

かのゲーテ

「十歳にして菓子に動かされ、

 二十歳にしては恋人に、

 三十歳にして快楽に、

 四十歳にしては野心に、

 五十歳にしては貪欲に動かされる」と言っています。

 

私たちが求めるものは、年代によって変わりますし、

社会環境や、時代、国、文化の変動と共に

変化していくものです。

だから皆、人生の目的は一人一人違うと言うのですし、

それも年代と共に変わっていくものだと思っています。

 

ところが親鸞聖人は驚くべきことに、

「人生の目的」は、時代や環境によって

クルクル変わるようなものではなく、

古今東西の人類に共通した、

人間に生まれた者が絶対に果たさなければならない

崇高な目的だと教えられました。

 

先ほど列挙した数々、

志望校、甲子園、結婚、子育て、お金、仕事、健康などは、

各人の「生きがい」「ユメ」「生きる目標」であって、

「生まれてきたのはこれ一つ」という「人生の目的」ではないと

明らかにされたのが釈迦であり、親鸞聖人なのです。

 

ほとんどの人が「人生の目的」と「生きがい」を混同しており、

数々の人生本でも同義としていますので、

その違いを理解するのは大変ですが、

決定的な大きな違いの一つが先ほどから話していることです。

「生きがい」は、その時その時

「とりあえず今はこれを目指す」という、

人生の「通過駅」の一つ。

「まずは合格」「次は就職」「そろそろ結婚」というように

変転していくものです。

 

対して真の人生の目的は「生まれてきたのはこれ一つ」という、

万人共通で唯一のものなのです。

うみのい

親鸞聖人が「難度海」と言われ、

人生を海に例えられた話しでは、

変化する「生きる目標」は

「難度海に浮かぶ丸太や板きれだ」にあたります。

一方、人生の目的は、

「難度海を明るく楽しく渡す大船」です。

 

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