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親鸞に学ぶ幸福論

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電話は悪魔の発明だとするなら、スマホはどうか

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【流転輪廻(1)】


私が子供の頃のCMですが、

ハードボイルド風の男性が昼寝から目を覚まし、

冷蔵庫に入れていた電話機を外に出す、

というCMがあり、今も心に残っています。

プライベートを阻害し、安眠を邪魔する電話を否定する生き様に、

幼な心にも何か格好良さを感じたので、

今も覚えているのだと思います。

 

さて現在の私はどうかというと、携帯電話は肌身離せず、

時には一通のメール音にもドキッとしたり、憂鬱になったり

なかなかあの格好いい生き方はできそうもない状況です。

 

アンブローズ・ビアスの「悪魔の辞典」は

風刺と皮肉たっぷりの本ですが、

「電話」についてこう書かれています。

【電話】

「悪魔の発明である。

不愉快な人物を遠ざけておく便利さを、いささか阻害するもの」

1911年に書かれた本ですから、

一般家庭の人の給料では電話は持てなかった時代ですが、

その時から、電話の問題点を指摘しています。

 

携帯電話が普及し始めた頃、会社の上司が外出中の部下に

「今何してる?」「午前中の成果はどうか」と聞くようになり、

世の多くのサラリーマンが携帯電話を

「電子の首輪だ」と嘆くようになりました。

 

さらに科学は発展し、今はスマホ時代。

遠隔操作アプリもますます向上し

それらのアプリにより

24時間、常に居場所を把握することができ、

「子供の防犯対策もバッチリ!」

スマホ内容も常にチェックでき、

LINEやSMSなどあやしい内容がないかなどすべて閲覧でき、

「子供が犯罪に巻き込まれる事を未然に防げる!」

と宣伝文句をうたっていますが、

当然それは子供だけでなく、社員の管理や、恋人の監視や

ストーカーの道具に使われたりもできるわけです。

「不愉快な人物を遠ざけるのをいささか阻害する」

どころではなく、プライベートの全てが

他人に暴かれる時代になってしまいました。

 

科学の発展は、人を自由にさせたが、反面、

人を不自由にさせているともいえましょう。

幸福をもたらした面もありますが、

不幸をばらまいているともいえましょう。

 

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