親鸞に学ぶ幸福論

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人間関係で悩まない人と、いつも悩んでいる人とでは、考え方に大きな違いがある

 

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【御同行(1)】


もう20年前のことですが、アメリカ滞在中、近くにベトナム料理店があり、

よくフォー(米麺)を食べたのですが、パクチーが入っていました。

まだ多くの日本人がパクチーを知らない時代です。

これがない方がおいしいのにな、と思って食べていたのですが、

周りのベトナム人はさらにパクチーをどっさり入れて食べています。

当初は味覚が日本人と違うんだろうなと思っていたのですが、

その店に通って一年も経つ頃には、パクチーが少ないと物足りず、

どっさり入れるベトナム人の気持ちが分かるようになりました。

 


郷に入ったら郷に従え、で、あえてその国の食文化に従って挑戦してみると、

新たなおいしさを発見できるという経験はその後もいろいろ学びました。

 


これは食事だけではなく、会話やマナー、仕事の進め方やものの考え方なども、

違う価値観を持つ人と接すると、多くの気づき、学びがあります。

 


もちろん違う価値観の人と接すると、いろいろな場面でストレスを感じます。

しかしそれが嫌で、同じ価値観を共有する人だけで固まり、

他の価値観を排斥するのは、学びのチャンスを自ら放棄したことになりますし、

さらに言えば、嫌いな人、敵を自分で作ってしまうのです。

 


同じ価値観を持つ人だけで集まっても、

やがてその集まりの中でも価値観が合わない人が現れますので、

そのコミュニティー内でも、また嫌いな人、敵を作ることになります。

そのうち職場でも、家庭でも、趣味のサークルでも、

何かと摩擦が絶えなくなり、気苦労の多い人生を送ることになってしまうでしょう。

「なぜ私はどこにいっても嫌いな人が現れるのか」

「いつも敵がいて疲れてしまう。どうしてだろう」

という人は、このあたりに原因があるのかも知れません。

 


慶応大学大学院の前野教授が、人間関係の幸福に関する研究で、

友人関係の多様性が幸福に影響する、という研究結果を発表しました。

異なる職業、国籍、性別を持つ多様な友達を持っている人の方が幸せである傾向があったのです。

そしてその相関は、友達の数と幸せの相関よりも強いことがわかりました。

 


異なる職業、国籍、性別を持つ人を遠ざけず、嫌いにならず、

むしろ大いに学ぼうと、心を開いていく人の方が、

周りからも好かれ、慕われ、世界観も広がり、幸せになっていくのでしょう。

 

 

 

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