親鸞に学ぶ幸福論

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泣きながら良い方を取る形見分け

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仏教では五欲の一つに

『財欲』が説かれています。

 

その実態をあらわした川柳に

『泣きながら良い方を取る形見分け』

とあります。

着物や家具など、

親の遺品を兄弟で分けるとき、

布巾で目を押さえながらも

真剣に物色している、その人間の実態が歌われています。

 

江戸の昔から

人間の財欲はあさましく、

親の死別の悲しみより勝るほどの、

恐ろしいものであったようです。

 

今も同じです。

葬式の席に座っているときから、

頭の中は遺産相続の算段を始める。

やがて兄弟や親戚同士

骨肉相食む争いがおきる。

 

ひどいのになると、死なぬ前から、

病人の隣室でそんな揉め事をおこす。

その怒号を壁越しに聞きながら、

「こんな人生なんなのか。」

「何のために必死にかき集めてきたのか。」

と臨終の床で嘆く。

 

何も持たずに地上に出てきて、

人と争ってまでかき集め、

必死に番をして、

最後は全部置いて、

番人の役目終わって

次の人に番を譲る。

自分は何も持たずに地上を去る。

 

これでは、何のためのこの世に出てきたのか。。。。

人間に生を受けた喜びなどありえません。

これを仏教では『後生の一大事 』といいます。

 

 『前車の覆るのを見て、

 後車の戒めとせよ。』

沈思黙考すべきでしょう。

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