親鸞に学ぶ幸福論

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室町時代に女性は『三従の女人』と言われた。その意味を知ると切なくなる【信心(3)】

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三従の女人という言葉があります。

 

娘時代は、父親に従い、

嫁入りしたら、夫に従い、

老いたら息子に従う。

 

常に男性に依存していなければ生きられなかった、

男性優位の封建社会の、女性のすがたを

いわれたものです。

 

今日の日本は、女社長、女性議員と

女性の社会進出が一般的なので、

あてはまらない場合も多いかもしれません。

 

しかし何かに支えられ、

頼りにし、信じなければ、

生きられない人間の実態という点においては、

同じことがいえると思います。

 

子供の時は、他の何よりも頼りにするのは、

お父さんお母さんです。

 

子供が最初に覚える言葉は、

「ママ」だそうです。

(これは世界共通とのこと)

 

最初から、「カネ」とか「学歴」という言葉は

覚えません

 

子供は親から見捨てられることを恐れています。

 

親から虐待を受けると一生の心の傷になるのは、

それだけ親を信じ、

たよりにしている裏返しでしょう。

 

やがて思春期を迎え、

親よりも、クラスの異性の目のほうが

気になるようになります。

 

恋人の一挙手一投足に動揺し、

過食や拒食を繰り返す人もありますが、

それだけその人にとっての大きな支えだから、

失いたくないのでしょう。

 

やがて結婚して、5、6年もすると、

だんだん、夫よりも自分の子供のほうに

心が向くようになります。

 

「あの人は、ダメだ

 あんな人とは思わんかった。

 最低」

 

そして、子供には、

「お父さんみたいにはなっちゃだめよ」

と言う。

 

この子、この子と、一心に成長を願う。

 

その子供に、老人ホームに入れられて、

泣いている親の姿は、痛々しい思いがします。

 

「命と育てた子供にこんな仕打ちを受けるなんて」

の愁嘆の声は世に満ちてます。

 

女性だけが嘆き多き存在ともいえないでしょう。

 

人は何かを信じなければ生きてはいけません。

さらに、信じているものに裏切られた時に

苦しみに沈みます。

 

金をたよりにし、失って嘆く者

権勢にすがり、奪われて怒りに狂う者

健康を力にし、裏切られ病気で苦しむ者

才能を過信し、現実を知らされ悲しむ者

 

信じているものが大きければ大きいほど、

裏切られた時の悲しみや怒りは大きいのです。

 

されば『三従の女人』という言葉は、

悩み多き全人類の実態をいわれたものといえましょう。

 

 

 

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