【後生の一大事(1)】
仏教に「後生の一大事」という言葉があります。
「後生」とは、「死後」のことです。
たいていの人は「死後の世界」「死んだらどうなるか」と言われても
現実離れしたおとぎ話のように思う人がほとんどではないでしょうか。
みなが思う「現実」といえば、
老後の貯金とか、株価の変動とか、会社の人事とかです。
そんな話は人生に直結した関心事項として、
青くなったり、赤くなったりして聞きますが、
「死んだらどうなるか」の話となると、
とたんに現実離れした、実感わかない話をして、
ボーッと聞き流してしまいます。
しかし実は「死んだらどうなるか」の問いこそ
誰にとっても正真正銘、現実にふりかかる問題であり、
おとぎ話だと笑っておれる人は1人もないことなのです。
なぜなら「生ある者は必ず死に帰す」。
死は万人の100%確実な将来だからです。
美空ひばりは「生きるとは旅すること」と歌いました。
「生きる」とは、昨日から今日、今日から明日、去年から今年、今年から来年へと
どんどんどこかに向かって進んでいるということ。
その旅の道中は人それぞれの景色です。
平成30年を安穏とした気分で迎えた人、悲壮な思いで迎えた人、
旅の景色は人によって違います。
しかし、すべての人の旅に共通していることが一点あります。
それは「やがて必ず死の壁にぶつかる」という事実です。
ではその壁の向こうはどうなっているのか、
これは誰一人として知りません。
信念を持って「こうなる」と思い込んでいる人はあっても、
「知っている」人はありません。
確実な将来なのに、【誰一人として】ハッキリしていないのです。
万人がわけの分からないところに向かって
一方通行で進んでいるのですから、これは一大事です。
それで「死んだらどうなるか」の問題を「後生の一大事」と仏教ではいうのです。
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