親鸞に学ぶ幸福論

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サラリーマンと起業の間で悩む人々

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【有無同然(3)】


最近はインターネットの普及で、

個人が在宅ワークで収益を得ることが容易になり、

サラリーマンを辞め、起業を考える人が増えてきました。

 

「サラリーマンは嫌だな、

目覚まし時計で無理矢理起こされ、

満員電車に揺られて会社に行き、

上司からはノルマの達成状況をあれこれ言われ、

同僚や部下との人間関係にも気を遣い、

がんばっても報われることもなく、また次の仕事を押しつけられる。

もううんざりだ・・・」

 

こんな気持ちになっているところに、

ネット上、SNSから「こっちの水は甘いぞ」とばかりにこんな声が聞こえてくる。

「起業して経済的自由を手に入れて、

今の私はこんなにストレスのない生活を送っています。

あなたも同じように稼ぎませんか」

 

「いいなあ、この人の生活。

起業すれば人間関係で悩むことなく、

仕事の時間も自分で自由に決めることができ、

好きなことをして稼げるのだから、

こうなった方がずっと幸せだな」

と羨望し、起業しようと決意するのです。

 

ところが起業したら幸せかというと、そうでもない。

やってみて初めて知るその道の険しさに驚き、

いつしかサラリーマン生活がうらやましくなってくる。

何がうらやましいかと言えば、何といっても「サラリーマンの安定収入」です。

どれだけ上司が嫌だ、ノルマが嫌だ、と言ったところで、

ちゃんと決められた日にきちんと決められた額が振り込まれる、

あの安定収入は何にも代え難い幸せなことだった....

これは起業してみて初めて知るサラリーマンの幸せです。

 

個人事業主は常に不安にさらされています。

今月は収益がよくても、来月は大丈夫か不安ですし、

今年はなんとかなっても、来年はどうなるか、常に生活は背水の陣です。

安定した収入が見込めるというのはどれだけ幸せであったか、

起業してみてつくづく骨身に染みるのです。

 

夏目漱石は「のんきに見える人々も心の底を叩いてみればどこか悲しい音がする」と言っています。

「あの人はのんきだなぁ」と思っている人でも、

その人と本音で親身に語り合ってみると、

「こんなにこの人は苦しい思いをしてるのか」

「そんなにも寂しくて辛い思いを抱えていたのか」

と驚きます。

サラリーマンは、

朝もゆっくり起きネクタイもせずにコーヒー飲みながら在宅で仕事する個人事業主が

のんきに見えて仕方がない。

個人事業主は、

安定した収入が入ってきて、仕事の時間が終われば酒飲んでナイター見ているサラリーマンに

のんきなものだと言いたくなって仕方がない。

「となりの芝は青く見える」で、どちらも相手がのんきに見えてくるものなのですが、

実はどちらも「心の底を叩いてみればどこか悲しい音がする」で、

その人でなければ分からない苦しみがあるのです。

 

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