親鸞に学ぶ幸福論

「そんなにしてまでなぜ生きねばならないのか」はっきり示した、メールdeで学ぶ仏教教室です。無料メール講座が好評です。受講者4000人。

「サピエンス全史」二つの戒律に縛られている現代人

f:id:kikuutan:20180306102216j:plain

 

 

【貪欲(1)】


おそらく平昌オリンピックでの北朝鮮の選手や応援団は、

口や態度には出さなくても、

内心、資本主義経済圏の豊かさに目を丸くしたのではないかと思います。

「南はアメリカの手先で人民は不幸になっている」

との北の教育に疑念が生じた人もあったと思います。

 


では資本主義経済圏に生きる私たちは幸せかというと、

そうでもない。

飽くなき欲を常にかき立てられる環境にあり、

常に「欲しい」と渇望し、どれだけお金があっても足りません。

 

 

『サピエンス全史』のハラリ氏がおもしろいことを言っていました。

「資本主義の戒律は二つだ。

富める者の至高の戒律は『投資せよ』、

それ以外の人々の至高の戒律は『買え』、だ」と。

 


テレビをつければ「買え」とコマーシャルが呼びかけてきます。

パソコンを開けば画面のあちこちから「買え」「買え」の広告です。

有益な情報ページかなとクリックしても、

読み進めていくと、結局は「買え」です。

 


それでも昔ならどれだけ「買え」といわれても、

お金がなければ買えませんでしたが、

今はクレジットカードがあるので、現金が手元になくても買えてしまいます。

翌月の請求が厳しくなるからと躊躇していると

「大丈夫です。リポ払いにすれば負担はないですよ」

とささやいてきます。

 


資本主義経済圏に生きる大多数の人は

何しろ「買え」「買え」と欲をあおられ、振り回され続け、

どれだけお金があっても足りなくなり、

金がほしい、金がほしいとみな悩んでいます。

 


そして富める者、お金が十分にある者には「投資せよ」です。

そのお金を運用すれば、何ヶ月で何倍のお金になるという「魅力的な」投資情報に

ますます欲をかき立てられ、

いつしか毎日、株や仮想通貨のチャートを見ては一喜一憂する

せわしい日々になってしまっています。

 


かくして富める者は強欲に走り、さらにお金を儲けることに時間を使い、

一般大衆は自らの渇望と感情に順い、ますます多くのものを買おうとし、

歴史上、現代ほど欲に振り回されている時代はないといっていいでしょう。

 

 

 

=========

仏教の教えを分かりやすく体系的に学べる
全20回の無料メール講座です。
おもしろそうだなと思われた方はこちらから登録できます。
登録解除もいつでも自由なので、一度お試しに覗いてみてください。

 

「一から分かる仏教」無料メール講座
メールアドレス:
お名前:

=========


仏教の教えをわかりやすく体系的にお話する

20回の無料メール講座好評配信中。