親鸞に学ぶ幸福論

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「怨憎会苦」嫌な人と会わねばならない苦しみ

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【怨憎会苦(1)】


仏教に説かれている八つの苦しみの一つに『怨憎会苦』があります。

怨み、憎む人と会わなければならない苦しみ、のことです。

この苦しみは多かれ、少なかれ、みなよく分かられることと思います。

 

どうしても生きていると、嫌な人が出てきます。

苦手な人、イライラする人、

その人といると、必ず嫌なことを言われたり、されたりする、そんな人のことです。

できればそんな人とは会話したくないですし、

顔を合わせたくないですし、

視界に入るのも嫌、なのですが

生きていく以上、そういう人とも会っていかねばなりません。

そこには多大な苦しみが生じるので、

お釈迦さまは『怨憎会苦』と説かれているのです。

 

誰だって好きな人とだけ会って、嫌いな人は会いたくない、

一緒にいて気持ちのいい人だけそばに来てほしいし、

近くにいると緊張したり、苦痛を感じる人は遠ざけたい、

これはすべての人の本音です。

しかしそんなわがままが通るはずもなく、

嫌な人とも顔を合わせ、一緒にやっていかねばなりません。

どうしようもないことです。

それが嫌だというのなら、引きこもるしかない。

引きこもっていたら生活できませんので、

生きていく以上、「怨憎会苦」と戦っていくしかありません。

 

部署に嫌な人がいるからと部署替えしてもらえば、

今度は新しい部署で嫌な人が出てくる。

パワハラ上司が嫌だからと会社を変えると、

新しい職場にもまたパワハラ上司がいる。

いっそのことと思い切って起業すると、

今度は顧客に嫌な人が出てくる。

 

昨年の漢字一字は「災」でした。

「天災」相次いだ年だったからということですが、

同時に「人災」といってもいいパワハラ騒動の数々が

ワイドショーを賑わせた年でもありました。

オリンピック4連覇、国民栄誉賞の伊調馨選手もパワハラで苦しんでいたと報じられ、

あんな周りからあこがれられ、うらやましがられている立場の人でも、

私たちと同じく、怨憎会苦で苦しんでいるんだな、と思い知らされました。

 

中には、怨憎会苦の対象が家庭内にいる、ということもあります。

姑だったり、夫だったり、妻だったり、親だったり.....

その場合、寝食共に顔を合わせ、

しかも一生付き合う仲になるかもしれず、

その苦しみは終わりがなく、深刻です。

 

この「怨憎会苦」をどう乗り越えていけばいいのでしょうか。

これは古今東西の人類共通の課題と言えましょう。

 

 

PS怨憎会苦の対処法について動画で解説してます。 

嫌いな人との上手な接し方

 

 

 

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