【智恵(4)】
■トランプ氏の支援演説した著名人が、
広島、長崎への原爆投下を指示したトルーマン元大統領を
「原爆を日本に落とすガッツがあった」と称賛、
それを受けてトランプ氏も「同じ決断をするだろう」と話したところ、
会場が喝采する場面が、5月頃、ニュースに流れていました。
(さすがに今の時期は、過激発言は自粛気味のようですが)
ひんしゅく買うどころか、喝采なのか、と驚きましたし、
怖ろしいなと感じました。
■アメリカ人への面接調査で、
日本への原爆投下は正しかったと答えた人は46%。
正しかった理由は「戦争を早く終わらせることができた」でした。
■フリッツ・フーバーは第一次世界大戦で毒ガスを開発した科学者で、
今日、化学兵器の父といわれます。
毒ガスが人道的に問題があると国際的な非難を浴びた際、
「毒ガスの使用で、戦争を早く終わらせることができれば、多くの人命を救える」
と反論しました。
アインシュタインは「君は天才的な頭脳を間違った方向に使っている」と諫め、
フーバーの妻クララも夫が毒ガス兵器の開発に携わることに反対し続け、
ついに抗議のために自殺しましたが、それでも毒ガス研究を続けました。
■“平和が大嫌い”と言っている者が、
戦争を始めるのではありません。
世界の歴史を見ると、
平和を強く叫んでいた者が、戦争を起こしています。
戦争を始める人の決まった言い分は「平和を守るため」です。
■よって、これはもう予言しちゃってもいいですが、
今後も人類の生存を脅かす怖ろしい兵器を開発する者たちの中で
「戦争を早く終わらせることができれば、多くの人命を救える」
と主張する者が必ずいるでしょう。
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