親鸞に学ぶ幸福論

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親鸞聖人はなぜ公然と肉食妻帯されたのか、その驚くべき理由とは

 

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【肉食妻帯(1)】


今日「親鸞聖人とはどんな方ですか」と尋ねれば

「肉食妻帯した最初のお坊さんでしょ」との答えが多く返ってくるように、

親鸞聖人の肉食妻帯(にくじきさいたい)はよく知られています。

 


「肉食妻帯」とは、肉を食べ、妻を持つことです。

親鸞聖人が公然と肉食妻帯を断行されるや、

「僧侶が肉を食べる?妻を持つ?そんな馬鹿な」と、

仏教界のみならず、世間中からも大問題となり、

四方八方から非難中傷の嵐が巻き起こりました。

 


現代人の価値観からすれば

「僧侶が肉を食べ結婚しても、何がそんなに問題なんだ?どこの寺の坊主も結婚しとるぞ」

と思われるでしょうが、それは今日の日本だから言えることです。

当時は僧侶といえば、肉を食べず、女性に接しないという戒律を守っている人とみな思っており、

公然と結婚することなど、考えられないことでした。

 


この戒律を公然と破り、肉食妻帯に踏み切られたのが親鸞聖人でした。

当然それは非難中傷の嵐を引き起こし、

「破戒坊主」「堕落坊主」「色坊主」「仏教を破壊する悪魔」「仏敵」と、

聞くに堪えない悪口雑言が親鸞聖人に浴びせられました。

 


その時代、僧侶が公然と結婚すれば、

どれほどひどい嘲笑、罵倒、非難が巻き起こるか、

20年間も天台宗の総本山、比叡の山で過ごされた親鸞聖人のこと、

他の人以上に重々分っておられることでした。

すべて覚悟の上での決行だったのです。

 


今日では親鸞聖人の妻帯の理由を

「結婚したくて仕方なかったから」とか、

「自分の欲望を正直に実行されたのだ」などと論じる人もあれば、

当時と同様「戒律が辛くて、修行を投げ出したのだ」と非難する者もあります。

 


しかしそれらの理由は、親鸞聖人にはあたりません。

もし聖人が結婚したくて戒律を破られたというのなら、

公然と結婚される必要はなく、秘密裏にされたらよかったのです。

聖人以前の僧侶や同時代の僧侶にも、密かに隠し妻をもっていた者は珍しくなく、

「かくすは上人、せぬは仏」という言葉が流行していました。

こそこそと隠れて妻を持っているのが「上人」

正真正銘していないのが「仏」と揶揄される有様だったのです。

酒のことを「般若湯」、女性のことを「花」という隠語で読んでいた事実もあるように、

こそこそと肉食妻帯する僧がいるのは、暗黙の事実でした。

 


もし親鸞聖人が結婚したくて仕方なかったのならば、

右にならえで、秘密裏のうちに妻帯されてもよかったはずです。

しかし親鸞聖人はそうされなかった。

公然と結婚されたのです。

親鸞聖人が隠れ妻を持っていた僧侶と決定的に違うのは実にここにあります。

親鸞聖人は「公然と」妻帯なされているのです。

 


八方総攻撃を覚悟され、

公の場で結婚を宣言されたのは、

何かそこに世の中に示す確固たる意図が、親鸞聖人にはあったからに違いありません。

 


明治の文豪、夏目漱石は、肉食妻帯で世の非難を一身に受けられた親鸞聖人の言動に、こう驚いています。

「親鸞聖人に初めから非常な思想が有り、非常な力が有り、

非常な強い根底の有る思想を持たなければ、あれ程の大改革は出来ない」

 


では漱石の感嘆した親鸞聖人の、「非常な強い根底の有る思想」とは、いったい何だったのでしょうか。

なぜ、激しい非難を覚悟してまで、公然と結婚されたのでしょうか。

次回から明らかにいたします。

 

 

 

 

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