親鸞に学ぶ幸福論

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人生はBとDの間のCである

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【自業自得(1)】


「人生はBとDの間のCである」(ジャン=ポール・サルトル)

人の一生は「Birth(誕生)」から「Death(死)」の間の「Choice(選択)」で決まる、というサルトルの言葉です。

 

サルトルの喝破したとおり、人生は選択の連続です。

目覚まし時計で目を覚ませば、一日のスタートから選択が迫られます。

布団から出るか、それともそのまま布団で寝続けるか、という二者択一です。

その後も、朝ご飯は食べるかどうか。

食べるとしたらパンかご飯か。

着ていく服装はどうするか。

毎日みな多くの選択を繰り返して生きているのです。

 

一日の使い方も、仕事するか、人と会うか、本を読むか、自分が選びます。

家でごろごろして一日終えた人は、多くの選択肢の中から、

ごろごろするという選択肢を選んだ人です。

日常生活の全て、本人の選択の結果なのです。

 

時には「就職」「結婚」「転職」「離婚」など、大きな選択を迫られることもあります。

周りはアドバイスをしますが、その声を聞く聞かないを決めるのも自分です。

人ではありません。

「いや、強制的にこちらを選べと言われたんです」

と誰かのせいのように言う人がありますが、

その人の言うことを聞かないという選択肢もあったはずです。

その人の言うことを聞かないと都合が悪いと判断しているのは自分です。

その強制的な意見を聞くくらいなら、都合の悪い道を行く選択もあったはずです。

 

あなたを現在の境遇に追い込んだのは、過去のあなたの選択であり、

あなたの未来を切り開くのも、あなたの今からの選択です。

 

ここに覚悟を決めなさい、というサルトルの言葉が

「人生はBとDの間のCである」

なのでしょう。 

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