親鸞に学ぶ幸福論

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懺悔が課題克服の第一歩であり、すべてでもある

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【懺悔(1)】


先日、読者の方から以下のようなご質問をいただきました。

意味を変えない程度に文章を若干変更し、紹介いたします。

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苛立ちを相手にそのまま伝えてしまって相手にご機嫌とりまでさせてしまうのです。
私も苦しいし、相手にそんな機嫌とりしなくてもいい、と小言を言ってしまいます。
こちらがすべて悪いのに相手が悪いとしてしまう、
相手を大好きだからイラッとしてしまう、と、怒りについての動画を拝見して
理屈は理解していたのに、また、やってしまいました。
その一瞬は怒りに支配されて表情や態度が怒りモードになり、静かに、時には激しく出してしまいます。
このことが、私のいままでの課題です。ちっとも相手を安心させてないのです。
どうすれば良いのでしょうか?
ご教授いただけると幸いです。
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怒りの心をどうすればいいかというお尋ねですが、

これはこの方だけの課題ではなく、

多かれ少なかれ誰もが気にしていることかと思いますし、

私にとっての課題でもあります。

 

仏教でも怒りの心は、108ある煩悩の中でも特に私たちを苦しませ悩ませる三毒の煩悩の一つに数えられており、

お釈迦様は怒りの心をどう抑え、どう鎮めるか、いたるところで教えられています。

 

そのお釈迦様の教えをしっかりと受け止めるための大事なポイントは、

自身の心と向き合っているかどうか、です。

 

この方はご自身で怒りの心で相手を苦しませてしまっていることを自覚し、

自己の課題だと受け止め、なんとかしたいと質問しておられる時点で、

きっとこの課題を克服されると思います。

問題の克服にまず大事なのは、問題を問題と自覚することですから。

ご自身の問題を自覚されている時点で、

課題の半分は解決しているようなものと言えます。

 

仏教では「懺悔」が大切だと説かれます。

「懺悔」は一般的には「ざんげ」と読みますが、

仏教では「さんげ」と言います。

「私が悪かった」と懺悔すれば、必ず向上し、幸せになります。

「あいつのせいだ、オレはどこも悪くない」と人を恨んだり、八つ当たりしていては、

同じ問題を何度も起こすことになります。

 

この質問者の方は、以前私がユーチューブでアップした怒りについての動画もよく視聴くださり、

「こちらの非を見ずに相手が悪いとしてしまう」から怒りが起きるという動画の内容、

「相手を大好きだからイラッとしてしまう」という動画の内容も受け止めておられます。

ただその理屈は分かっていても「また、やってしまいました」と悩んでおられる、

その懺悔のお気持ちは言動にも表れてるに違いないですし、

きっと相手の方にも(ご主人なのか、ご家族なのか、職場の方なのかわかりませんが)

誠実なお気持ちは伝わっていると思います。

 

 

 

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