親鸞に学ぶ幸福論

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DV男が改心できない理由

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【懺悔(2)】


仏教ではいたるところに懺悔の大切さが教えられています。

もちろん罪を造らないように勧められており、

犯さないならそれに越したことはないですが

たとえ罪を造ってしまったとしても

その罪を懺悔する者は智者である、と説かれます。

一方また罪を造る者は愚かであり、

その犯した罪を覆い隠す者はなお愚かである、と説かれます。

 

数多くのDV離婚事件を担当している弁護士が言われていたことなのですが、

DV夫と直接会って、離婚を説得する中で感じるDV夫に共通する特徴があるとのこと。

中でも筆頭に挙げられる顕著な特徴は、

「自分の考え方に固執し、絶対正しいと考えている」

ことだそうです。

 


よく言うセリフは

「原因を作ったのは妻だ」

「経緯があってこのようなことをしている」

という言葉だとか。

これではDVを何度いさめられても繰り返すはずです。

悪いと思っていないのですから。

 

「夫を怒らせるような妻が悪い」

「私をこんなに怒りっぽい人間にしたのは妻だ」

といった責任転嫁もざらにあるとか。

 

さらに自分のDV暴力を認めない者も多く

「そのようなことはしていない」

「言いがかりはやめて欲しい」

といら立ちをぶつけるものもあるといいます。

 

怒って手を出しても、あとで「ごめん」と謝ったとしても、

心底では「自分が悪かった」と思っていないから何度も繰り返すのです。

怒りの心も反省できないどころか、かえって増長してしまって、

怒鳴ったり、こぶしを上げたり、とエスカレートしてしまうのです。

 

つまりDV男は、己のDVを心から懺悔していないから、

いつまでたってもDV男のままだということです。

 

怒りの心がいかに周りを傷付け、苦しませてしかったか、

反省する気持ちがある人は、こうはなりません。

たとえ怒りが出てきても何とか表に出ないようにしようと努めますし、

セーブしますので、必ず向上します。

 

反省、懺悔は課題克服の第一歩であり、

またすべてであるとも言えるほど大事だと説かれます。

 

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