親鸞に学ぶ幸福論

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「なぜ自殺はいけないのか」実は哲学上、大変な難問

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■人身受け難し(2)


自殺しようとしている人に「自殺するな」と止めれば、
「なぜ自殺はいけないのか?」と反問してくるでしょう。


自殺してはいけないことくらい、
言われなくても誰でもわかっている。
「死んではいけない」
これは学校でも家庭でも何度も聞かされてきた。
周りを悲しませることにもなるだろうし、
迷惑をかけることになるのもわかる。


だけど「死にたい」
「死んではダメだ」
「死にたい」
「死んではダメだ」
眠れぬ布団の中で何度も寝返り打ちながら思いつめた末に
「死のう」と思っている人に「死んではダメだよ」と安易
に言おうものなら、「なぜ死んではいけないの?」と聞い
てくるでしょう。


この問いかけに、なるほどと相手を納得させる明確な答え
はあるのでしょうか。


「だって大切な命じゃないか」
と言えば、
「なんで命がそんなに大切なのか、わからない」
と返されますよ。
返してこなくても心の中はそう叫んでいる。


大切な命を粗末にするものではない、とは言われますが、
なぜ命は大切なんでしょう。
人の命は重い、とよく言われますが、
なぜ命は重いのでしょうか。


「生きる意味を探し続けるのが人生だ」
という人あらば、
「探したいのじゃない。真の意味を知りたいのだ」
と的外れな答えに呆れられることでしょう。


「生きること、それ自体に意味があるんだよ」
といえば、
「生きること自体に、どんな意味があるのかと先ほどから
聞いているんです」
と返されます。


実はこの問いは、西洋哲学2000年の歴史をもって
してもまともに答えた人がいない、大変な難問なのです。

 

 

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