親鸞に学ぶ幸福論

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自分の人生は自分で責任を持ちなさい

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【自業自得(3)】

 

過去2回にわたって、「人生は選択の連続である」と話してきました。

自分の人生は人に決められていると思っている間は

苦しいことがあれば、人のせいにします。

ところが、すべては自分が選択した結果だと覚悟を決めると、

人のせいにはできなくなります。

 


アメリカの女流作家エリカ・ジョングは

「自分の人生は自分で責任を取りなさい。すると、どうなるか?

恐ろしいことに、誰のせいにも出来なくなります」

と言っています。

 


仏教ではこれを「自因自果」「自業自得」と言われます。

わかりやすく言うと、

「まかぬ種は生えぬ。まいた種は必ず生える。

己に生えてきたものは、すべて己のまいたものばかり」

ということで、これはいつでもどこでも変わらぬ真理だ

と釈迦は説かれています。

この厳粛な自業自得の真理を明らかに観るところから

仏教は始まる、といえます。

 


自分の受ける結果を人のせいにしている間は、

「あいつのせいだ」「会社がひどいから」「時代が悪かった」と

外にばかり目が向いて、自己の内側に目が向きません。

一切は己の選択にかかっている、と受け止めたときから、

己の心に目が向きます。

すると今まで気付かなかった自分の心が見えてきます。

「利害打算でばかり動いている心」

「わかっちゃいるけどやめられない心」

「自分の心なのに、どうにもできない心」

いろいろな心が見えてきます。

 


「仏道を習うは自己を習うなり」(道元)

「よもすがら 仏の道に入りぬれば 

   わが心にぞ 尋ね入りぬる」(源信僧都)

仏教を「法鏡」と言われるのはこのことか、と

知らされてもくるでしょう。

そしてこれが、本当の幸せになる出発点なのです。

 

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