親鸞に学ぶ幸福論

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ターミネーターにはない人類の尊厳とは

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【人身受け難し(2)】


AI(人工知能)の進化により、映画「ターミネーター」の世界が

現実味を帯びてきました。

映画に出てくるコンピューター「スカイネット」は、

自己のためにもっとも優先する活動が設定されており、

自らを破壊しようとする存在「人間」の完全滅殺を目的とする、

というストーリーでした。

シュワルツネッガー演じるターミネーターは、

人間のリーダーを殺すためにプログラムされた、

人工知能搭載のロボットです。

自己の目的推敲のために、どんな危険な目に遭おうとも

表情一つ変えずに一途に突き進み、

たとえそのことで死ぬことになろうと、少しも恐れません。

サボったり、他事を考えたりすることも、瞬時もありません。

 

人間はこういうわけにはいきません。

目的を果たすために頑張っていても、苦しくなると、

「こんなに苦しいのに、なぜこんなことをしなければならんのか」

と虚しい気持ちになりますし、

死にそうな目に遭えば

「こんなことで死んで、オレの人生はいいのか」

と思い、躊躇してしまいます。

お前の存在理由はその目的を果たすためだ、と

どれだけ合理的な説明を受けて、納得したつもりになっても、

「でも、なんでこのために生きねばならないのか」

との思いがまた出てきます。

ここに人間の「弱さ」がある、ともいえます。

そのような疑問を持たない人工知能は「強い」ともいえます。

 

しかし一見、人間の弱い面と思われるここにこそ、

人間の尊厳がある、と仏教では説きます。

どれだけ人工知能が、人間の頭脳の及ばぬ力量を発揮したとしても

人工知能は

「こんなに苦しいのに、なぜこんなことをしなければならんのか」

と思いませんが、人間は考えずにおれません。

人工知能は

「いったい私は死んだらどうなるのだろうか?」

と自問しませんが、人間には、厳としてこの問いがあります。

そしてこれらの問いを真正面から見つめ、

ハッキリと答えを示す仏説を「聞きたい」という聞法心も、

人間ならではの心です。

 

生きる意味に悩み、死んだらどうなるかが不安になり、

仏法を聞き求め、絶対の幸福に救われた時、

『人身受け難し 今已に受く

 仏法聞き難し 今已に聞く』(釈迦)

“人間に生まれてよかった。

 聞き難い仏法がどうして聞けたのか”

と人命の尊厳がはっきり知らされます。

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