親鸞に学ぶ幸福論

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死にたいALS患者の気持ちを変えた出来事

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【自利利他(1)】


仏教に『自利利他』という言葉があります。

『利』とは「利益(りやく)」「幸せ」という意味です。

『自利』とは、自分が幸せになること。

『利他』とは、他人を幸せにすること。

『自利利他』とは、人を幸せにするままが我が身の幸せになる、ということです。

 

ALSという難病を患いながら参院議員の職を務める舩後氏も、発症当時は「死にたい」と願ったそうです。

体に異変を感じたのは、商社で寝る間も惜しんで働いていた41歳の夏。

腕に力が入らず歯ブラシを落としてしまい、数日後にはかばんも持てなくなり、翌年ALSと診断された時は、今までの人生がガラガラと音を立てて崩れていくような気持になったといいます。

「生きていても迷惑だ、死にたい」となっていた彼が「生きよう」と変わったのは、担当医に他の患者のサポートをたのまれたことがきっかけでした。

自分の体験を語っていると、患者の表情が和らぎ、「ありがとう」と言ってもらえ、そういった交流を重ねるうちに「僕にもやれることがある」と思えるようになったそうです。

 

これも「自利利他」の一つの例だなと思いました。

苦しい時でもその中、人を励ましたり、慰めたりしていると、なぜか自分も励まされ、慰められる気持ちになります。

「施しは生きる力の元と知れ」

人に幸せを与えることが、自分自身生きる力の元となり、幸せになるのですよ、という仏教の歌です。

生きる力を失いかけている人の支えになり、生きる力を与えることが、いつしか自分自身の生きる力にもなっているのです。

 

 

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