親鸞に学ぶ幸福論

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葬式は家族だけで

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【僧(1)】

コロナ禍で「葬式は家族だけで」と希望する家が多くなっています。

こういう傾向はすでにコロナ前からあり、

その流れがこの度のコロナ禍で加速した、ということかと思います。

厳しい経済事情の人も多い今日の日本にあって、

葬儀代は100万円以上、

坊さんを呼べばさらに20万~50万円、

戒名をつけてもらうとさらに何10万円、

そこまでの葬儀をする必要があるのか、

それで家計が圧迫して子や孫がつらい思いをするのは故人は望むだろうか、

という人も増えています。



このように葬儀が簡素化する今日の風潮は、

葬式法事に依存した寺院にとって大きなダメージです。

僧侶は兼職、廃業を迫られ、寺自体も急速な勢いで無くなってきています。



一昔前なら僧侶の存在意義は、疫病になった際の加持祈祷、

戸籍などの把握に檀家制度が役割を担い、

駆け込み寺など地域のコミュニティーの場として生活上の悩みを請け負うところでもあったでしょうが、

それらの任務は疫病なら医療従事者、

戸籍なら役所、生活上の悩みは弁護士やNPO法人などにとって代わられました。



さらにこれで葬儀や墓まで無くなったら、

それこそ坊さん不要の社会になってしまうのでしょうか。

私はこのまま寺や坊さんという形が衰退していくかどうかは、

本来の僧侶の原点に立ち返ることができるかどうかにかかっていると思っています。

では僧侶の使命とは何か、次回お話しします。

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