親鸞に学ぶ幸福論

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やはり結婚式に大安吉日がいいのか、お釈迦さまに聞く

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【日々是好日(2)】


たいていの日本のカレンダーには

「大安」「先負」「仏滅」などの「六曜」が記されています。

「結婚式は大安がいい」とか

「友引に葬式してはいけない」とか、

日本の習わしになっています。

 

結婚式場も「大安」は混みますし、

大安で結婚しても4組に1組は離婚する時代ですから、

結婚式は「仏滅」をオススメします。

空いていて丁寧に結婚式してくれるのでいい思い出を作れますし、

割引もしてくれるそうなので、浮いたお金で

新婚旅行をちょっぴり豪勢にした方が

夫婦仲も深まるのでは。

 

「友引」という字は、勝負事で何事も引分けになる日、

つまり「共引」が由来です。

「友引に葬式してはいけない」と言われるようになったのは、

友引の葬式は友達をあの世に引っ張るから、という意味だそうで、

語呂合わせ、だじゃれの域を出ない発想ですが、

そんな習わしがまかり通っています。

 

「仏滅」という言葉が含まれているからか、

「六曜」は仏教由来だと思っている人がありますが、

仏教の教えと六曜とは何の関係もありません。

仏教には

「如来の法のなかに吉日・良辰をえらぶことなし」(涅槃経)

“仏の教えに日の善悪を選ぶことはない”と教えられています。

もちろん親鸞聖人も、全く同じように教えられています。

「かなしきかなや道俗(どうぞく)の 

 良時吉日(りょうじきちじつ)えらばしめ」

“悲しいことよ。僧侶も在家の者も、日の善し悪しを論じている”

このように仏教ではまったく日の善悪を問題にしません。

 

もし仏教の僧侶でありながら、日の善悪を問題にする者があれば

形だけで、仏教の基礎を知らない僧侶です。

この涅槃経のお言葉を出して、

意味を静かに聞いてみてもいいでしょう。

 

仏滅やら、13日の金曜日やら、大殺界やら、金星人やら

様々な迷信がはびこっていますが、

かかる迷いの大衆に釈迦は一貫して

「未来の果を知らんと欲すれば、現在の因を見よ」(因果経)

と教えられています。

未来の果(将来どんなことが我が身の上に起きるか)は

現在の因(今の私の心がけ、そして言動)が造る、

と徹底されています。

だからこそ『日日是好日』と教えられ、

毎日毎日の心がけと言動を磨いて、日々を良い日にしていきなさい、

と説かれているのです。

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