親鸞に学ぶ幸福論

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インテリジェンスデザインを主張するアメリカ人

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【第六天魔王(1)】


近年、アメリカ人の教会離れが進み、

特に若者を中心とした“キリスト教離れ”が甚だしく、

クリスチャン人口は激減しています。

 

一方、青少年による銃やドラック、窃盗などの犯罪は年々増加しており、

この治安の乱れは、キリスト教の信仰が衰退し、神を信じなくなったからだ

と信じているアメリカ人は多くいます。

アメリカ南部の田舎の州に多い「古き良きアメリカ」を懐かしむ人たちです。

 

彼らは、教育の場で進化論を教えるようになってから、治安が悪くなったと主張し、

聖書の教えが教育の土台となっていたかつての教育が望ましいと考えます。

「青少年は、どんな悪事を働いても神の罰があるとは思っていない、

誠実に生きれば神の恩恵を受けるとも思っていない、

警察にばれなければ何をやってもいいと思っている。

今こそキリスト教の教育が必要だ」

と主張するのですが、こんな声を聞いて思い出した仏典のエピソードがあります。


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あるとき第六天魔王が、人々を集めて

「お前達は私がつくってやったのだから、

言うことを聞けば幸せにしてやるし、背けば不幸にしてやるぞ」

と説法していました。

お釈迦さまは、第六天魔王を呼んで、

「お前は何というでたらめをいうのだ。

この世の中は誰のつくったものでもないだろう」

といわれると、第六天魔王は

「いや真理はそうでしょうが、こうでも言っておかないと、

こいつらは何をするか分りませんからね」

と答えた。

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保守派のアメリカ人のいう、キリスト教の教育論も、

取りようによっては、この仏典のエピソード同様、

神がいるかどうかは二の次、三の次、

国をまとめ、国民に規律と道徳を持たせるのに、

キリスト教が必要、という主張にも取られかねないのですが、それでいいんでしょうか。

 

また彼らの主張の論拠は、

キリスト教信仰がなくなったことと、青少年の犯罪が多発したことが

比例している、相関関係がある、との思いからきているのですが、

これもどうかと首をかしげます。

もしそうなら、キリスト教の盛んな中南米の犯罪率の高さ、

またキリスト教信者がわずか1%に満たない日本の治安の良さは説明つかないからです。

 

 

 

 

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