親鸞に学ぶ幸福論

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いろは歌に込められた仏教思想

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【諸行無常(1)】

 

いろは歌はよく知られています。

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いろはにほへと ちるぬるを

わかよたれそ  つねならむ

うゐのおくやま けふこえて

あさきゆめみし ゑいもせす 

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すべてのひらがなが重複することなく、

七五調の歌に収まっているところから、

日本では長らく文字の読みかけの手本として使われたので、

今でも初歩的なこと、基本的なことを表すのに

「そんなの経済学のいろはだぞ」などと使われますね。

 

いろは歌は有名ですから、その内容に関してはいくつもの解釈があり、

呪いの言葉だのユダヤ人先祖説だのいろいろありますが、

私は仏教の観点から今回お話しします。

 

いろは歌のその内容たるや、実に深遠な哲学です。

誰が作ったか読み人知らずの歌です。

空海でないかという説はありますが、

なんでも空海にするという空海伝説いろいろあって

このいろは歌に関しても、

私は内容から言ってもちょっと違うんでないかなと感じます。

とはいえいずれにしても僧侶か、

あるいは僧侶でなくても相当仏教を学び、伝えたいという意欲のあった人の作だと思います。

というのはこの「いろは歌」、

仏教をよく知っている人でないと作れない内容だからです。

 

私は日本に仏教を伝えたい、みんなに知ってもらいたいと思った誰かが、

苦心して作ったものだと思っています。

全てのかなを重複させずに七五調の美しい文章にまとめて

仏教の最も大事なところを簡潔明快に示したという点で、

「日本の後世に残したい」という筆者の意欲をひしひしと感じます。

 

そこで私としても、仏教に携わる者として、

いろは歌の内容を後世の日本人に伝承していきたいなと思い、

今回取り上げました。

 

漢字に直すと、こうなります。

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色は匂へど 散りぬるを

我が世誰ぞ 常ならむ

有為の奥山 今日越えて

浅き夢見じ 酔ひもせず

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漢字にすると、なんとなく意味がつかめてくるかもしれませんね。

これから何回かに分けて「いろは歌」の意味をお話ししてまいります。

 

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