親鸞に学ぶ幸福論

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やまゆり園事件と座間9遺体事件に思うこと

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【人身受け難し(1)】

 

今年、衝撃的な二つの事件の裁判が行われました。

コロナ禍で大変な中で迎えた裁判でしたが、傍聴席は埋まり、マスコミも報道し、人々の関心の高さを窺わせるものでした。

その二つの事件とは、「相模原やまゆり園での障害者殺傷事件」と「座間市でのアパート9遺体事件」です。

やまゆり園という障害者施設で植松被告は「障害者に生きる価値がない」という思想で、19人もの尊い生命を奪いました。

また座間市での事件では、自殺募集のSNSに「一緒に死のう」と呼び掛けた白石被告により、9人の女性が命を絶たれました。

この二つの事件は、人々に「人命の尊厳とは何か」という人類の本質的な問いを強く投げかけるものでした。

 

「障がい者に生きる価値はない」との植松被告の思想。

白石被告の「君のつらい気持ちはわかる、死にたいよね、一緒に死のう」の呼びかけに心を許した女性たちの思い。

この思想や思いにドキッと胸を突かれた思いになった人は多かったと思います。

 

二つの裁判では、類いまれな異常な犯罪を犯した彼らに、被害者遺族が悲しみの声を訴えましたが、ついに彼らからの心からの謝罪は聞かれませんでした。

彼らの深い心の闇を何が変えることができるのか。

自分にもそんな闇の心はないか。

彼らはともにあまり力を持たない一個人でしたが、もし力のある政治家、資産家、科学者が彼らのような闇の心を持てば、今回の事件どころではない大惨事となります。

 

私は仏教を伝える者として、人命の尊厳を問うこのたびのような事件がおきると、自分の発信するメルマガやブログに仏教の視点を書いてきました。

以下は3年前の座間事件の時のブログです。

>座間の白石容疑者に惹かれた自殺願望の女性たち

 

こちらは4年前のやまゆり園事件の時と今年の裁判の時のブログです。

>相模原障害者殺傷事件の植松容疑者に正当性はあるか

 

これは裁判時に書いたものです。

>やまゆり園植松死刑囚に思うこと

 

さらに今回、これらの内容を動画でも話すことにしました。

>やまゆりえん事件、座間9遺体事件に人命の尊厳が問われている

 

ぜひ皆さんにも考えていただければと思い、煩瑣ですが、今までのブロブ、動画に目を通していただければありがたく思います。

 

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