親鸞に学ぶ幸福論

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幸せになりたかったら広い家に住まないといけない

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【有無同然(1)】

 

仏教では、思い込みがあなたを不幸にさせる、と説かれます。

逆にその思い込みのリミッターが外れれば、人生はその時、その瞬間から好転しますよ、と説かれています。

そんな心の向きを変えたくらいで幸せになれるものか、と思う人は、その思いこそまさに外さなければならないリミッターです。

 

たとえばここに「もっと広い家に住まないと幸せになれない」と思っているA氏がいます。

A氏は、広い家に住むにはもっと収入がなければ、と考えています。

今のままではローンも組めない、月収これくらいにならなくては、と計算します。

さてこれだけの収入を確保するためにはどうしたらいいかと考えると、もっと会社で出世しなければと思います。

また副業もしてそれが成功しなければと思うようになります。

では出世したり、副業成功のためにはどうすればいいか、と考えていくと、あれもしなければ、これも必要だ、といろいろと見えてきます。

そもそも相当努力を長期にわたって継続しなければならないことがわかってきます。

やがてそのうちA氏は「これではいつまでたっても幸せになれないよ」とだんだん生きるのにため息が出てきてしまうのでした。

 

こう聞かれて皆さんはどう思われたでしょうか。

A氏の場合、大きな勘違いがあって幸せになれないのです。

その勘違いはちょうど最初のボタンのかけ違いのようなもので、そこを間違えているから全部間違えてしまっているのです。

ではその最初のボタンの掛け違いとは何か。

それは「幸せには広い家が必要だ」という思い込みです。

 

こう聞かれると「それはよくわかる。広い家でないと幸せになれないという思い込みがA氏を不幸にさせているんですよね」と頷く人も多いでしょう。

しかしA氏にとっての「広い家」のような思い込みを実はみな一人一人持っているのです。

「東大合格しなければ幸せになれない」という思い込みを持っている人もあれば、「あの人と別れたら生きていけない」と思い込んでいる人もあります。

あるいは「こんな容姿では」「こんな性格では」「こんな病気では」幸せになれっこない、と思い込んで、その思い込みが自分を苦しめているのです。

 

仏教はそれらの人たちに「有無同然」と諭されています。

有っても無くても同じだよ、と説かれたお釈迦さまのお言葉です。

私たちは「これがないと幸せになれない」、あるいは「これがあるから幸せになれないんだ」と思い込むのですが、お釈迦さまはそんな私たちに「それは思い込みだよ、有っても無くても同じなんだよ」と説かれているのです。

この釈迦の教説はとても受け入れがたいと思われるかもしれませんが、これがわからないと、いつまでも自分の思い込みで自分の首を絞め、人生を苦しくさせてしまうことになります。

 

 

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