親鸞に学ぶ幸福論

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業種子となって、業(カルマ)が心の蔵に収まる

【三業(1)】 夏目漱石の家は、代々浄土真宗の門徒でした。 漱石の蔵書には、1084ページに及ぶ『真宗聖典』があり、 かなり読んだ形跡もあったそうです。 イギリス留学中、漱石は日記にこう書き記しています。 「真面目に考えよ、誠実に語れ、摯実に行…

人命はお金では換えられない価値がある、その理由は

【人身受け難し(2)】 先回、年収500万円の人が40年働いた賃金が 2億円と話しをしました。 「だから、その人の命の価値は2億円です」 なんてことをもし口にしようものなら、大変です。 政治家なら辞任を迫られ、 教職者ならPTAで取上げられ、 ブ…

「セールスマンの死」に考えさせられる人間の尊厳

【人身受け難し(1)】 人の一生の大部分は、仕事に費やされます。 年収500万円の人が40年働いた賃金は、2億円です。 稼いだお金は何に使われるか、分類してみましょう。 3分の1は税金・保険料です。 大ざっぱな計算で食費に3千万。 住居費は首都…

アフリカの天然資源の権益争い

【小慈悲(1)】 アフリカの発展途上国には、 天然資源に恵まれてはいても、採掘技術がないために、 世界の最貧困国の一つになっている国が少なくありません。 そこに欧米や中国の企業が利権を求めて群がってきます。 それら外国企業の参入を資源の略奪と捉…

文章上達のポイント。子供っぽい文章を卒業するには

【布施(3)】 仏教で教えられる善行の一つに「布施」があります。 今日の言葉でいうと「親切」のことです。 布施する時の大事な心得が「相手の立場に立つ」ことです。 「布施」をインドの言葉で「ダーナ」、 それが転じて「檀那(だんな)」となりました。…

貧困世代を甘えと評する高齢者

【布施(2)】 「おれはやってきたゾ。何でお前はできないんだ」 とつい私たちは思ってしまいますが、 相手の置かれている環境は、自分の時とは大きく違うのですから、 相手の立場をよく知った上でのアドバイス、対処法を 一緒に考えなければなりません。 …

カディケット『平時のアフター・ユー、有事のフォロー・ミー』

【布施(1)】 仏教で『布施』とは「与えること」です。 今日の言葉でいうと「親切」です。 とかく他人のものを奪ったり、他人を動かして 自分の得になることばかり考えがちの私たちですが、 その発想を180度転換して、 「相手の立場に立って、与えるこ…

失ったときに初めて有り難みが分かる

【心施(1)】 富山は稲刈りがすっかり終わり、 涼しい風が少し肌寒く感じられるようになってきました。 やがて木々が紅葉し、それが散る頃にはいよいよ景色は色彩を失い、 雨が多くなり、雷が鳴り、その雨が雪に変わる頃には 一面、墨絵のような風景になり…

最近の政局に「花いちもんめ」を思い出す

【願心(1)】 希望の党に公認候補として選出されるか排除されるかで、 民進党の議員が右往左往している最近の政局に、 「あの子がほしい あの子じゃわからん 相談しましょ、そーしましょ」 の歌を思い出します。 子供の時、この「はないちもんめ」で、 小…

電光・朝露の、夢幻の間の人生に意味はあるか

【人身受け難し(1)】 十和田湖が形成されたのは約千年前だそうです。 地質学者は「出来たてホヤホヤだ」と言います。 千年前というと、日本では平安時代、 ヨーロッパでは第一次十字軍、バイキング活躍の時代。 遥か遠い昔に思えますが、 地球の歴史から…

的外れの悪口への対処法

【悪口(4)】 悪口を言われたとき、どうすれば心が穏やかになれるか、 二つの仏の智恵を紹介しましょうとお話ししました。 先回はその一つ、「向上のご縁とする」とお話ししました。 的を得た批判ならありがたく反省するご縁とできます。 またそう受け止め…

悪口を言われてクヨクヨした時に思い出したい思考法

【悪口(3)】 悪口を言われると、つらいですよね。 ちょっとなんか言われても、すぐクヨクヨしてしまいます。 食欲も落ちますし、夜も寝付けなくなるし・・・。 職場や、家庭や、学校で悪口を言い触らされ、 苦しんだ経験は皆お持ちかと思います。 そこで…

悪口は老化を促進する

【悪口(2)】 脳科学者・中野信子さんが 「悪口は老化を促進する」と書いていました。 嫌いな人の悪口は、つい言いたくなりますが、 言った分だけ老化が進んでいるようです。 そのメカニズムは、 「悪口を言い続けていると、主語が認識できない脳は、 自分…

サイコパスと言われた人の気持ち

【悪口(1)】 先日、ファミレスで妻と食事していたところ、 隣の30代くらいの2人の女性の会話が漏れ聞こえてきました。 2人の共通の知人の誰かのことを 「あの人、サイコパスだと思う」「やっぱりそうだよね」 と言い合っているのです。 「いや、その…

煩悩林の真っ只中で幸福になるには

【煩悩林(1)】 仏教では「大衆」を『煩悩林(ぼんのうりん)』と言われます。 『煩悩林』とは、煩悩の林、 数々の煩悩が林立している、ということです。 煩悩とは、私たちを煩わせ、悩ませるもの。 ひとりの人間に108の煩悩があることから、 「百八の…

なぜ「生きることは耐えていくこと」になってしまうのか

【娑婆(2)】 『娑婆』とは仏教の言葉で、意味は「堪忍土」。 「堪忍していかねば生きていけない世界」ということです。 あっちぶつかり、こっちぶつかり、 思うままに生きている人は誰もいません。 それは一党支配の独裁者も、超大国の大統領も同じです。…

心に思うことかなわずとも地獄の苦に比ぶべからず

【娑婆(1)】 『娑婆』とは「この世」のことで、 インドの言葉「シャバ」に漢字を当てたものです。 意味は「堪忍土」。 堪え忍ばなければ生きていけない世界、ということです。 この世で生きていくときには、腹が立っても、 それを口や態度に出せないこと…

マイケル・ジャクソンが語った「最も好きな曲」とは

両親は1歳のときに離婚。 その後、父親はアルコール依存症によって死去。 歌手だった母親は、声が出なくなり、仕事ができなくなる。 新聞やマーケットの売り子を経験し、 パントマイム劇で、一家の家計を支える。 やがて母親は極貧のあまり、精神に異常をき…

和顔愛語とバイオフィードバック。仏教と医学。

【和顔愛語(3)】 心は形に表れますが、形が心を作るケースもあります。 『和顔愛語』(和やかな笑顔で、優しい言葉をかける)も、 朗らかな心が、笑顔や言葉に表れるのですが、 笑顔と言葉に心がけることで、朗らかな心になる、ともいえます。 顔だけでも…

和やかな顔で和を大切にする和国、日本

「和」という漢字は、和風、和室、和歌と使うように、 日本を指す字です。 また聖徳太子が十七条憲法の第一条で 「和するをもって貴しとす」 “仲良くすることが素晴しいことだ”と定めたように、 「和」という字には、仲良くする、団結、という意味もあります…

「自分なんか何の役にも立たない」という気持ちの時に知っておきたい釈迦の教えとは

【和顔愛語(1)】 誰かのためになりたい、何かの役に立ちたい、 という思いはあっても、 自分なんか才能もないし、体力もないし、お金もないから、 何の役にも立たないと落ち込むことが、私たちにはあります。 そんな思いに沈んだ時に知っておきたい仏教の…

頼藤和寛氏は人生をどう例えているか

【後生の一大事(3)】 精神科医であり、作家でもあった頼藤和寛氏は、52歳で 末期ガンの宣告を受けた時の心境を、著書にこうつづっています。 「これまで平気で歩いてきた道が実は地雷原だったと教えられ、 これから先はもっと危ないと注意されたような…

墓と位牌の関係は?亡くなったおじいちゃんはどこにいる?

【後生の一大事(2)】 お盆に里帰りして墓参りをするある家族。 親は子供に「おじいちゃんに会いに行くよ」と説明します。 子供は、亡くなったおじいちゃんは墓にいるのか、と思います。 ところが家の仏壇には位牌があり、 「おじいちゃんはここで見守って…

がんに怯える人の、その怯えの真因とは

【後生の一大事(1)】 がん治療の現場では、 「通常医療ではダメだ」という人と、 「代替療法はあてにならない」という人が、 侃々諤々(かんかんがくがく)言い合っています。 代替療法を主張する人も、その方法となるとさまざまで、 食事で、カウンセリ…

憎しみ、怒りの負の感情をさっと消す智恵とは

【因果の道理(3)】 いがみ合う二人の女性。 「私がこんな目に遭うのは、あの人のせいだ」と 怒りとうらみで身を焦がす一方の女性があなたに、 延々と自分の思いを感情的にぶつけてきたとします。 こちらが客観的に見ると、その怒りをぶつけている本人の方…

理不尽としか思えぬ運命を仏教はどう教えるか

【因果の道理(2)】 テレビで北朝鮮の様子が報道され、 赤黒く日焼けし、頬がこけた民衆の映像を見たりすると 「もしあの国に生まれていたら、 自分は今のような生活を送っていなかったんだな」と 運命の不可解さを考えさせられます。 顔も日本人とよく似…

果報は寝て待て。貯金してると思って。

【因果の道理(1)】 【すぐに結果が出るもの】よりも 【すぐに結果が出ない】ものの方が、より価値があるものです。 「今学んでいることが、いつ結果を結ぶのだろうか」 そんなことは考えないこと。 「果報は寝て待て」のことわざの如くに構えていたらよい…

親鸞聖人が最も心血を注がれたこととは

【教行信証(3)】 親鸞聖人の主著『教行信証』についてお話しを続けております。 大綱(おおまかな内容)が成立した時期は、 常陸(茨城県)におられた、聖人五十二歳ごろと言われます。 その頃の聖人は、関東一円を精力的に布教に回られていた時期です。 …

教行信証全巻には大歓喜の声が響きわたっている

【教行信証(2)】 親鸞聖人の主著『教行信証』について 先回に続き、話しをいたします。 『教行信証』全六巻は「よろこばしきかな」で始まり、 「よろこばしきかな」のお言葉で終わります。 絶対の幸福に救い摂られた聖人の、 書いても書いても書き尽くせ…

教行信証の摩訶不思議な魅力の源泉はどこにあるか

【教行信証(1)】 親鸞聖人には数多くの著作がありますが、 最も心血を注がれた聖人の主著は『教行信証』全六巻です。 親鸞聖人の信心と教義のすべてが記されているこの著作を 浄土真宗では「根本聖典」、略して「御本典」といわれます。 親鸞聖人の教えを…

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