親鸞に学ぶ幸福論

「そんなにしてまでなぜ生きねばならないのか」はっきり示した、メールdeで学ぶ仏教教室です。無料メール講座が好評です。受講者4000人。

前世・現世・来世を旅する私

【三世(1)】 揚子江はチベット高原を水源地とし、 中国大陸を流れ、東シナ海へと注ぐ全長6300kmの大河で、 アジアで最長、世界でも第3位を誇ります。 先日、この揚子江での釣りの様子がテレビで紹介されていました。 揚子江を泳ぐ魚は、自分が大河の中を泳…

万教帰一を売り物にする宗教団体

【宗教(1)】 「どの宗教を信じても結局行き着くところは同じだ」 こんな主張をよく耳にします。 いわゆる「万教帰一」という考えです。 「神も仏もキリストも元は一つだ」 「玄関から入っても、裏の勝手口から入っても、どこから入っても家の中に入れば一…

今から思うと、あの「水飲むな」っていう指導法は何だったんだろう

【空言たわごと(1)】 今の子供たちは部活動でも 「熱中症には気をつけよう」「こまめに水分を取ろう」 と呼びかけられますが、 私の高校時代の部活動は「練習中、水分を取ってはいけない」とのルールがあり、 このために、特にこの夏の時期、大変苦しまさ…

あきらめるのが大事と説く仏教

【諦観(1)】 『あきらめる』という言葉があります。 司法試験を目指していた学生が、6度目の不合格通知を前に、 もうすぐ30歳、親にこれ以上心配かけられない、との思いから 「もうあきらめようかな」とつぶやく。 彼女ができず、結婚相談所に登録し、…

「勝利が国民を狂気にする」と司馬遼太郎が語る

【慢(1)】 「勝って兜の緒を締めよ」とは昔から言われることわざですが、 勝つとどうしても出てくるのが慢心で、 これを抑えるのが至難だからこそ、 こういう戒めの言葉が受け継がれているのでしょうね。 大日本帝国の衰亡もその原因に慢心を挙げることが…

「親鸞には弟子は一人もいない」となぜ親鸞聖人は言われたのか

【親鸞は弟子一人も持たず(1)】 「親鸞は弟子一人も持たず候」 “親鸞には一人の弟子もない” この一節は、歎異抄に記された親鸞聖人のお言葉です。 八百年後の今日なお多くの人から尊敬される親鸞聖人に、 当時、心より信じていたお弟子がなかったとは考え…

「常識だろ、そんなのは」という説得力のない主張

【真実(2)】 「Aは正しい」と主張する人に 「なぜそう言えるのか。根拠は?」と返すと 「Aは正しい、とBに書いてあるのが根拠だ」とBを提示してくる。 「なぜそのBという根拠が正しいといえるのか」とまた返すと、 「えっ!これが正しいのは常識だろ!?」…

損して得取れ。目先に心奪われることなかれ

【真実(1)】 目先の小さな損得にとらわれると 無自覚のうちに大きな損をしてしまいます。 たとえば何か問題が起こった時、 部下に責任をかぶせる上司があります。 その上司は、自分の評価が下がるという損を回避しようとそういう行動をとるのでしょうが、 …

縁を選ぶことの大切さを説く仏教

【縁(3)】 仏教では、万物事象は因と縁が結びついておきる、と説かれています。 【因】に【縁】が加わると、【果】が生じる、 と説かれたのがお釈迦さまです。 お米を例に考えてみましょう。 米はモミ種から作られますから、米の【因】はモミ種です。 しか…

気軽な借金ができる恐ろしい環境

【縁(2)】 明治時代の小説などに、親戚に借金を頼む場面が出てきますが、 あの時代、借金といえば親族や友人に借りることだったとわかります。 これは相当借りる本人にとって恥ずかしく、屈辱的なことなので、 借金自体に心理的ハードルが高かったと思いま…

犯罪の縁に気をつけること

【縁(1)】 ある事務職の社員が40万円の公金を机の上に出しっぱなしにしたまま ちょっとその場を離れてしまい、 その隙に盗難に遭うという事件が起こりました。 防犯カメラの解析で、犯人は事務所に出入りする業者の一人だとわかりました。 泥棒目的で事…

怒りは美容と健康の大敵

【瞋恚(1)】 美容と健康に、怒りの感情はジャンクフードとコーラのランチよりよくないとのこと。 人間の免疫力はリラックスして副交感神経が優位に働くとアップしますが、 普段怒ってばかりいる人は交感神経ばかりが優位になり、 免疫力が落ち、病気にかか…

飢餓と疫病と戦争を克服したユートピア

【幸福(3)】 創価学会や立正佼成会といった、戦後の復興期に急速に拡大した新興宗教は、 「これを拝んだら(これを唱えたら)ご利益がありますよ」が謳い文句でした。 彼らの言う「ご利益」の中身は、 貧・病・争の苦しみがなくなって、富・健・和になると…

人間の幸福感は複雑だ

【幸福(2)】 先回のメルマガで、アウシュビッツ収容所の労働者が、 一日一回支給される水のようなスープの中に たまに入る数粒のまめ、一切れのじゃがいもに 大きな喜びを感じ、人生に感謝した、というエピソードを紹介し、 こんな極限状態でも幸福感を抱…

フランクル『夜と霧』に幸福とは何かを思う

【幸福(1)】 フランクルの「夜と霧」には、人間の幸福とは何か、考えさせられる記述が多々ありますが、 今回はその1つを紹介します。 人間とは現在、自分の置かれている環境と比較して、 幸、不幸を判断するものだと思い知らされるエピソードです。 アウシ…

楽の元は苦であり、苦の元は楽である

【逆境(1)】 みな「楽をしたい」と望みます。 ではそのために大事な心得は何かといえば、 「苦をいとわない」ことです。 苦しみたくなかったら、安易に楽な道を選ばないことです。 楽をしたかったら、苦を避けないことです。 逆説的な主張ですが、これが事…

我が子を「なぜなぜ坊や」と呼んだエジソンの母

【恩(1)】 ある30代のお母さんから聞いた話です。 DVDで映画を7歳の子供と一緒に観ていた際、 「どうしてこの人は怒ってるの?」 「なんで泣いてるの?」 と子供がいろいろ質問してきたそうで、 せっかくいい映画を観ているのに子供の質問が煩わしくて、 …

東山彰良の『流』に一水四見を思う

私たちはお互いわかってもらえず、わかりもせず、 一人一人が底知れなく寂しい人生旅路を行く孤独な旅人であることをお釈迦様は 『独生独死独去独来(どくしょうどくしどっこどくらい)』 “人間は独り生まれ、一人死ぬ存在であり、 皆どこからか独りでやって…

「話せばわかる」は本当か。ブッダの答えとは

【独生独死独去独来(1)】 「話せばわかる」とはよく言いますが、 現実は話してもなかなか分かってもらえないものです。 「わかったよ」と言われたからといって、 わかってくれたと思ったら大間違いです。 その後のその人の行動を見ると、少しもわかってく…

何事も最初が最も大変で、ここを乗り切れるかどうかが大事

【精進(1)】 メルマガ・ブログに仏教の内容を毎日のように配信していると、 時々周りから「よく続けられるね」と言われます。 私にとってはメルマガを続けること自体は、 もう習慣の一部になっていることなので、 歯磨きや鉢の水やりと同様、とまで言って…

嫌な仕事を押しつけられてストレスを抱えている人に

【意業(1)】 上司や得意先から何かを依頼され、 「それは嫌だな」「やりたくないな」と思うことは誰でも経験があると思います。 そんな時、「なんでオレに押しつけるんだ」「なんでこちらの立場を考えてくれないんだろう」と いつまでも不平不満で仕事をし…

コスパがいいとか、生産性が悪いとか、こんなところにまで持ち出すな

【娑婆(2)】 夏目漱石の『草枕』の冒頭はよく知られています。 ーーーーーーーーー 山道を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい ーーーーーーーーー 心惹かれる書き出しで…

娑婆とは仏教用語でサハーと読む。その意味とは

【娑婆(1)】 刑務所での刑期を終えた人が出所し、 「やっぱり娑婆の空気はいいもんだ」などと使う「娑婆(しゃば)」という言葉、 元来は仏教の言葉で、刑務所の外という意味はどこにもありません。 私たちが生きている「この世」を指す言葉です。 昔のイン…

キレる高齢者問題。気をつけるべきは瞋恚

【瞋恚(1)】 コンビニのレジで60~70代の男性が、 10~20代の女性店員に当たり散らしている場面を見たことがあります。 店員も何で怒られているのかわからない様子で戸惑っていて、 店長らしき人がなだめにかかりますが、うまくコミュニケーションもできず…

仏教の眼施とはどんな意味か解説する

【布施(3)】 「眼施(げんせ)」という言葉があります。 『雑宝蔵経』(ぞうほうぞうきょう)に説かれる「無財の七施(むざいのしちせ)」の一つで、 「眼を施す」「眼を与える」という親切です。 といってもアイバンクのことではありません。 温かいまな…

日本に滞在する外国人との接し方で思うこと

【布施(2)】 イタリア文学者の須賀敦子さんは、 日本とイタリアの文学作品の翻訳を通して、 両国の交流に多大な貢献を果たした人ですが、 意外にも学生時代はフランスに熱い憧憬があり、 フランス文学を学ぶために留学したそうです。 そんな彼女がどうし…

嫌いだった父親の気持ちが今はわかる

【布施(1)】 夫のことを『旦那(だんな)』といいますが、 そもそもなぜ夫のことを「だんな」と呼ぶようになったのか、 実は元来は仏教由来の言葉なのです。 「旦那(だんな)」「檀那(だんな)」とは、『布施』のこと。 『布施』とは、人に財物などを施…

出家と在家を差別しない浄土真宗

【道俗(2)】 “「出家(僧)」も「在家(俗)」も差別なく、みな一緒である” と親鸞聖人が説かれたことは 当時の仏教界には青天の霹靂でした。 それまでの仏教は、極楽に往き悟りを開くのは、 仏道修行を積み、煩悩を落とすことができる「出家(僧)」だけ…

道俗を差別しない教えが仏教だと説かれた親鸞聖人

【道俗(1)】 「道俗」という言葉があります。 「道」とは僧侶のことで、出家の人、ともいいます。 家庭を持たず、肉も食べず、仏教の戒律を守り、仏道修行に打ち込む人のことです。 「俗」とは俗人のことで、在家の人、ともいいます。 家庭を持ち、肉も食…

同調圧力に屈するわけにはいかない、あなたの人生の目的は何ですか

【人生の目的(1)】 沈没しかけた船から海に飛び込むよう船長が説得を行う、有名なジョークがあります。 アメリカ人には「飛び込めばあなたはヒーローになれます」 ドイツ人に「飛び込むのはルールです」 イタリア人に「飛び込めばあなたは女性に愛されま…

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