親鸞に学ぶ幸福論

「そんなにしてまでなぜ生きねばならないのか」はっきり示した、メールdeで学ぶ仏教教室です。無料メール講座が好評です。受講者4000人。

お寺さんに出す御布施を見直したい方へ

【布施(2)】 こんな手記がネットにありました。 ーーーーーーーー 先日、叔母が亡くなり母が喪主をつとめる事になりました。 母は喪主は初めての為、親戚が以前お葬式の際に支払ったお布施50万で戒名をお願いする事ができるのか?と確認した所、お坊さんが…

お坊さんに御布施を出すかどうかの基準を教えます

【布施(1)】 葬儀や法事の際に僧侶に包む「お布施」について何回かのシリーズでお話しします。 「月命日で来られるお坊さんにお布施はいくらくらい包めばいいのかね?」 「葬儀の際にお経読んでもらうお坊さんにお布施の金額の相場は?」 こんなことを近所…

ポジティブ思考vs仏教

【出世本懐(1)】 「ポジティブ思考」は、なんでも前向きに物事を考えればそれは実現し、人生はうまくいく、という思想です。特にこの思想が広く国民に浸透している国がアメリカでしょう。アメリカ人は自他共にポジティブな国民と認知されています。 ポジ…

本当の仏教の先生に会うのはとても難しい

【善知識(1)】 先回のメルマガで善知識(仏教を正しく説く先生)から聞かせていただくのが大事だとお話ししたのですが、読者の方より、こんなメールをいただきました。 一部抜粋します。 ーーーーーー 真の仏教に出会うというのは非常に難しいとのことで…

仏教を学ぶ際、最も大事なポイントとは

ツイッターは思いついたことを備忘録的に書くツールにしてます。 これが熟成されてブログとなり、YouTube動画になるイメージです。 ある意味最初の原液(つまり忖度や見栄えもない)がそのまま露出しているともいえるので、 そういうのが知りたいという人は…

後世まで深い感動を与える作品の背景にあるもの

【精進(1)】 ピカソが40歳の時、30秒で描いた絵に100万円と値段をつけたところ、ある人が「法外だ」と非難しました。 その時、ピカソはこう言い返したといいます。 「この絵は30秒で書かれたものではありません。40年と30秒で書いたものです」 ピカソの自…

テスラ社の利他主義車と利己主義車

【穢土(1)】 この7月、テスラ社が時価総額で自動車メーカーのトップだったトヨタを抜きました。 電気自動車、AI(人工知能)搭載の自動運転車で次世代をリードするだろうとテスラ社に期待する投資家は多いようです。 さてそのテスラ社が【利他主義車】と【…

なぜ芥川龍之介は人生を「狂人主催のオリンピック」と言ったか

【流転輪廻(3)】 仏教では虚しい私たちの実態を「流転輪廻」と言われます 「流転輪廻」とはゴールのないマラソンを果てしなく回り続ける様を言います。 車の輪が果てしなく回るが如く、ゴールのない競争をしている、それが私たちの実態だと説かれています…

一人前にやっていけるようになった、その先にあるもの

【流転輪廻(2)】 自堕落な学生に親が「そんなことじゃ社会ではやっていけないぞ」と説教したり、売れ始めた芸人が「ようやく一人前にやっていけるようになった」と言ったりするように、私たちは「やっていける」とか「やっていけない」と口にするのは、「…

虚しさを仏教の視点で語る

毎日毎日同じことの繰り返し。 だんだん年を取っていく。 次第に身体も衰える。 そしてふと虚しくなる。 「こんな人生に一体何の意味があるんだろうか」と。 仏教では、こういった誰もがふとした瞬間に去来する虚しさに深く目を向ける教えです。 室町時代の…

46億年地球の道に思うこと

【出世本懐(1)】 北海道、富良野の公園に『46億年・地球の道』があります。 地球46億年の歴史を460mの距離に置き換えた道で、 インストラクターによる解説を聞きながら歩き、 過去に起きた地球の壮大な物語に思いを馳せます。 そして道の終点で、長い歴史…

YouTubeを3か月間配信してみて思ったこと

YouTubeに力を入れ始めて3ヶ月近く経ちます。 この間、YouTubeの力の強さは実感しました。 今まで私の情報発信はブログ・メルマガであり、もちろんこれは今も中心なのですが、新たな発信方法としてYouTubeに本格参入してよかったと思っています。 50歳も過ぎ…

悪口を言う人に振り回されて苦しまないための対処法

【悪口(3)】 SNS誹謗中傷の事件を通して2回にわたって「語殺」「悪口」について話をしたところ、以下のようなご感想、ご質問をいただきました。 「SNS誹謗中傷の対策、おもしろかったです。 確かに実名だったらしないよなあ、人間ってつくづく周りからいい…

SNS誹謗中傷対策を考えてみた

【悪口(2)】 リアリティ番組での誹謗中傷で自殺する人がいて、SNSでの発言に気をつけようとの論調があったかと思ったらそれからしばらくして芸能人の不倫が報じられ、またもマスコミやSNSが非難の大合唱となりました。 人の悪口で盛り上がるのは人間…

リアリティ番組での炎上を仏教の視点で語る

【悪口(1)】 リアリティ番組に出演した女性が視聴者からの誹謗中傷を苦に自殺する事件が起き、大きな波紋を呼びました。 彼女のSNSには心ない誹謗中傷が毎日100件も続き、追い詰められていったようです。 実はこのたびのような事態はすでに前々から…

「その苦境、必ず変えることができる」と説かれた釈迦の教え

【因縁(3)】 運命を変えるにはどうしたらよいか、これは誰しも考えるときがあります。 「運命を好転するには」 「運命を開くには」 古今東西の人類のテーマですが、これにお釈迦さまはどう教えられているか、先々回からの話を今日も続けます。 仏教では、…

あなたの苦しみを解消するには、この2つしか方法がない

【因縁(2)】 私たちは苦しい時「自分を苦しめるのはあいつのせいだ」と他人を恨み、憎んでしまいます。 この発想を仏教では「他因自果」といい、迷いの心だ、と説かれます。 「じゃああいつのせいでないとしたなら、この苦しみは誰のせいだっていうんです…

人のせいにする他因自果から抜け出す釈迦の智恵とは

【因縁(1)】 仏教に『怨憎会苦』という言葉があります。 嫌な人と会わねばならない苦しみのことです。 嫌な人はどこにでもいるので、無人島にでも住まない限り、この苦しみは避けて通れないのですが、それでも少しでもこの苦しみが軽減する教えはないか、…

おうむの法則が世を明るく照らす

【言辞施(4)】 「おうむの法則」をご存じでしょうか。 「オームの法則」ではありませんよ。 「オームの法則」は中学生だか高校生だかに理科の授業で習いましたが、今回お話しするのは「おうむの法則」。 相手の言葉におうむ返しで応えることで、人間関係が…

二言あいさつが世の中を明るくさせる

【言辞施(3)】 言辞施の一つ、あいさつについて2回にわたって話をしてきました。 さて、今回はもう一歩進んで「二言あいさつ」の話です。 二言あいさつとは、あいさつの後に何か一言添えること。 仕事場でも、営業先でも、近所でも、まずあいさつから始ま…

受け取るかどうかは向こうさんの都合

【言辞施(2)】 先回、言辞施の一つとして「あいさつ」について話をしました。 どんなにケンカで腹立っても、疲れててしゃべりたくない時でも、表情は作れなくてもいいし、ぼそっとでもいいので、最低限あいさつだけはしていきたいもの、と書いたのですが、…

笑顔とあいさつは先手必勝

【言辞施(1)】 お釈迦さまは、「もらう」事を考えずに「与える」事を考えなさい、と教えられた方でした。 そしてお金や物がない人でも与えることができるものの一つに 「言葉」があると教えられ、これを「言辞施」と言われます。 たとえば「あいさつ」で…

民族差別者への問題提起『銃・病原菌・鉄』

【御同行(1)】 お釈迦様は鉄壁のカースト制を敷くインド社会で「人類は平等なり」と宣言され、 親鸞聖人は身分制度も根強い封建社会にあって「御同朋・御同行」と大衆の中に飛び込んで仏法を説かれました。 そのブッダの教え、親鸞聖人の教えを聞き、人に…

AI時代の思う幸福感

【識(1)】 次世代に主流になるAIの自動運転では ハンドルを握らずとも勝手にAIがハンドルを切り、 赤信号ではちゃんとブレーキをかけ、 目的地まで連れてってくれるそうですが、 今の私だったら「AIなんかに任せておれるか、もし事故ったらどうする」とか…

AIへの不安と不信の元はどこから来るか

【煩悩(1)】 AI(人工知能)についてわたしは関心が高いのか、 このメルマガで何回かこのテーマで話をしています。 AI(人工知能)により、ワクチンなどの薬、難病の治療法など圧倒的に進歩するでしょうし、 あらゆるものが加速度的に便利になっていき、…

「目には目を、歯には歯を」の危険性

【愚痴(1)】 「あいつのせいでオレはこんなひどい目に遭った」と、 人をうらみ、憎む人は多いですが、 うらみや憎しみの感情は決してその人を幸せな気持ちにさせませんので、 その感情から早く離れることが大事です。 お釈迦様はうらみ憎しみの心の恐ろし…

それでも気になる「死んだら私はどこへ行くのか」

【後生の一大事(2)】 「死んだらどうなるか」というテーマについては さまざまな宗教思想があれこれ語っていますが、 所詮証明できないので、考えても仕方ない、 とこの問題を不問にしているのが現代人の姿勢です。 とはいえ死ぬのは100%、 ならば「…

生きることは信じること

【後生の一大事(1)】 死後のことを言われても、 「死んで帰ってきた人がいるのでないから証明できない」 「はっきりしないことを問題にしてもしょうがない」 の一言で片づけてしまっています。 しかし考えてみれば 世の中には証明できないことなんてごま…

今、自分はどんな縁を選んでいるか、それが未来の運命を決める

【縁(1)】 子供がオンライン授業のため、一人一台タブレットを持つことになり、 子供がタブレット依存症にならないか、 子供に見せたくない情報に触れさせてしまうのが嫌だ、 と心配する親が増えていると聞きます。 しかし自制心がないのは子供だけではな…

なぜ教行信証を根本聖典と言われるか

【教行信証(1)】 『教行信証』は鎌倉時代、浄土真宗の開祖である親鸞聖人のよって書かれた書です。 親鸞聖人の著作は決して少なくなく、多くの著作を書き遺されていますが、 主著は?と問われれば、それは『教行信証』です。 浄土真宗では『教行信証』を…

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